ミもフタもないけど本当なのだ | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

森先生をダブルで!ウィスキー・・ちゃうちゃうノンノン


こちらです↓


「人間はいろいろな問題について

     どう考えていけば良いのか」


「『やりがいのある仕事』という幻想」



                   森博嗣著


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読んでしまえば、確かにご自身もおっしゃる通り、

ミもフタもないお話である。


日常の問題にしても、仕事に就くことに関しても

至ってシンプルに考えるのが大事と再確認できる本。


とかく、何か迷ったりしているときに複雑に考えすぎると

大局を見失う。

個々でとらえるのではなく、大雑把に抽象的に見て

目からウロコって事は、自分でも経験がある。


仕事なんてやったことがないのに、就く前から

やりがいがありますなんていえるわけがないし。


ワタシにしたって、建築の仕事を建物を一から作り

あげたりする達成感を期待して始めたけど、

実際には、意匠設計にはあんまり興味がなく、

建築主に対するサービス精神に欠けていることにも

あっという間に気づいてやめた(笑)


その頃にこの本読んでたら、もっと仕事はお金の為と

割り切って、違う職業を考えたのかもしれない。



自分の趣味や興味が仕事と一致しているからと

言って良いとも限らないし。

嫌気がさした時には趣味と収入の両方がなくなって

しまうのはイタイよ。


しかし、森先生みたいにほとんどのことを自己完結で

解決できるかって、そりゃ無理な話で。

やっぱり会社の愚痴なんかを友達同士で「や~ね~」

なんてやりたいし、解決のつかない悩みなんかは

抱えたままで過ごしてる日常。


だが、読むことで考えるためのヒントっつーか、

手法?みたいなものが、ちょっと身に付く感じ。

だから実践できるかはこれからだ。



若い人が読むといいと思う。いい加減折り返しちゃってる

ワタシなんかが読むと、その手があったか~的な

悔しさの方が若干先に立つ気がするもんで(笑)




仕事してるフリ!これが実は一番うまかった(笑)
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