古本屋探偵といえば、なつかしいなあ!紀田順一郎、よく読みました。
鹿の幻影・古本屋探偵の事件簿・魔術的な急斜面 ・第三閲覧室・・
たくさん楽しませてもらった。
本にまつわる逸話、古書ファン特有の事件・・どれもはじめて知る
珍しい話ばかり。
神保町は、生まれた街に近かったので、古本祭りにも良く出かけたから
あの古本のにおいとか、独特な店主や客層・・重ねて想像すると
とても興味深かった。
それから出久根達郎さんの古本綺譚・古書彷徨、特に紙の爆弾などは
珍しく、歴史の暗部まで掘り起こされ、ためになった。
そんな古書のスペシャリスト達を思いながら、最近のベストセラー読んでて、
なつかしの
梶山季之著 「せどり男爵数奇譚」の名前が出て
くるなんて、びっくりしたな~スリリングで他にないストーリィ。
ワクワクして読んだ本だった。
今読んでいるのは、こちら
「ビブリア古書堂の事件手帖」 三上延著
TV化もされて、本はシリーズ化、絶好調である。
TVの方は、高橋克美が主役の回だけ見てログアウト。
篠川さんがちょっと・・困ったもんである。
本はラッキーな事にM女史が、またしても貸してくださり、楽しく
読ませていただいた。
御大が書いた、古色蒼然たる古本屋探偵と違い、こちらは主人公が
若くて美人の古書店主と店員のマッチョなお兄さん。
本の表紙だって、この通り。私なんかが読む本なのか知らん?
と思ったが、見てくれと違って登場人物は意外に古風な人たちばかり。
それでもさすが現代、セピア色から、カラー写真に移り変わったぐらいの
新しさ。
舞台も鎌倉と、とってもいかした感じである。上品でとっても良かった。
またこの機会に、せどり男爵だけでなく、紀田順一郎や出久根さん
読むヒトが増えたらうれしいかも。
続き、読も~っと