またライセンステストがやってくる今度は9級。
前回でわかったように、テストの為の練習はジミ。
ボクシングは妄想と自己陶酔とマゾヒズムのスポーツだ。
よく、ヒトを殴りたいからやっているの?って聞かれる
でも、試合に出ない限り直接パンチを当てる機会なんてないし、
まして普段の生活で、悪者の顔面に右ストレートをクリーンヒット
なんて事、あるわきゃない。
ほんじゃ、ナニがやりたいのっていうと、ワタシの場合、
ミット打ちでいいパンチが決まったあの瞬間、だな。
ピッチャーやった事ないけど、たぶん会心の一球が
ミットに納まった時と同じような感覚じゃないかな
あとは追い込み。右左!と打っていく時は見てるのとは逆に
いじめられてるみたいにヒーヒーいって、足も疲れてズルズル。
でも終わると、爽快。やったヒトでないとわからん。
それがテスト対策の時は、ミット打ちほぼ無しで基本の型の練習が
中心になる。目標ではあるが、ストレスはたまる。
まさに目的と目標のせめぎあい・・。
今日はFトレーナーもいなかったので、ひたすらフックとアッパーの
シャドー練習。途中、O選手にフォームチェックをしてもらう。
こんな練習ばかりで、何だかナーと思っていたら、O選手が
「ミット打ち、やりますか~」
ワタシ「わわん!(笑)」
そしたら・・・
なんだろう・・決まるんだな、これが
フックとアッパーってまだワタシには難しいんだけど、結構バシバシ
当たる。ワンツーとのコンビネーションもいいカンジ。
腰のひねりが上手く入る感触がわかって快感。
やっぱりさ~、基本って大事なんだなーと当たり前の事わかった
日だった。