伊藤計劃のプロローグを読んだ時点では、わくわくモノ
だったんだけどなあ・・。
「屍者の帝国」 伊藤計劃×円城塔共著
出てくる素材は、007・シャーロックホームズ・風と共に去りぬ(!)
ドラキュラ・フランケンシュタイン・ピンカートンとカラマーゾフの兄弟などなど
何だかもう、アベンジャーズもまっ青のラインナップ(爆)
ココまで来れば、期待するっきゃない!っと読み始まった
本編(円城塔パート)だったが・・
読みづらい読みづらい・・ 気がつくと本からココロが離れている。
なんでだろう。なんて書いてあるのか知りたくて知りたくてしょうがないのに。
もしかしたら、不親切なのかも・・作者が?いや~私の問題かー(恥)
かろうじて最後の方で何とか着地した。
ここでもテーマは、人間の意識についてだ。
生きているということは、意識が在る・無しなのか。
いやもしかしたら自分の意識だと思っているものは、実は
ナニモノかにあやつられているかも・・。それって自分を根底から
覆すとても怖いお話。
素材は魅力的だし、登場人物も興味深い。なのになんで?
いつも、伊藤計劃の本を読むと、アタマが良くなったような気がするのに
円城塔を読むと、ワタシってアタマ悪い?って気がしてならない(笑)
そう、たとえば読んでる時の躍動感とかそうゆうのもないんだ。
これはこれでいいと思うヒトはいるんだろうと思うけど、
だめだー、ワタシには。
ゴメンなさい、やっぱり伊藤計劃に書いて欲しかった・・
ムネンじゃ。
もっと冒険活劇でよかったのでは。必要なのはロマンだよね やっぱ。
しばらくたったら、もう一回チャレンジしてみる、ツモリ