ここ数年はずーっとY新聞を購読しているので、連載中の
新聞小説のどれかは、必ず見ている。
今は道尾秀介の「笑うハーレキン」(夕刊ね)
何年か前は、町田康や宮部みゆき、平野啓一郎。
近くは先日の水村美苗先生の「母の遺産」など読み応えの
あるものがずらり。毎日がタノシミだ
どれも不思議とアタリが多い。(とはいえ、合わない作品は早々に
読むのをやめてしまうけど)
「母の遺産」は古典と言えるほどムカシの新聞小説「金色夜叉」を
なぞらえて書かれている。
「金色夜叉」なんて、その頃の庶民の間では、みんな楽しみにして
毎日読んだのだろうな~
昨日の夕刊のコラムを見ていたら、これまた新聞小説の
立原正秋著「冬の旅」のあらすじが書いてあった。
読んではいないけどそれで思い出した。冬の旅のドラマってあの
古畑・・じゃなかった、田村マサカズ様が出てたのよね~、
もちろん青年時代だから、メッチャかっこよかった。
ニヒルでワルくて。
なんの役だったのだろう(あまりにも小さくて話は良く分かってない)
と思って調べたら、あまりに非道な事をするので、義理の弟に
刺されてしまう悪役
今更になってそんな話だったのか~と納得。弟役はあしたのジョーこと
あおい輝彦
こんなドロドロの展開だったら、やっぱり読者を惹き付けただろうな~
長編大作も、毎日コツコツ読んで、最後まで読めて思いがけない
達成感を味わえちゃったり
そんなところも新聞小説の醍醐味かもしれない。
単行本になる頃は「もう読んじゃったし~ぃ」みたいな
毎日約5分のお楽しみ。また新しいのが始まらないかな~
きょうはオマケな~し