めずらしく新書 あ、武士の・・・も新書だった。アレ以来。
こんどは、挫折しないで読んだ、てか面白かった
「エリック・クラプトン」 大友博著
いとしのレイラ、ですね。おお、改めて聞くと確かにかなり
恥ずかしい日本語の題名だ~。
この曲に至るドラマは有名だけど、彼の苦しい生い立ちや
音楽への想いとか、アルコール依存など知らなかったことばかり。
若い頃の彼は、もちろんクーーール
だけど、40を過ぎてからは、渋くて自信に満ち溢れすごくいい
それと言うのも、彼が真剣に音楽に取り組んだヒトだったから。
音楽以外の苦労もたくさんあったけど、ブルースに心酔し
その音楽性を高め、才能あるアーチストに出会えば、すすんで
セッションする。(何年かかってもね)
音楽のジャンルを超えて、ボブマーリーの曲なんかも歌うし。
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」なんてサイコー。
以外なのは、オリジナルの制作より、既存の曲に自分の気持ちを
のせて、演奏することの方に意義を感じていたと言う所。
目からウロコ。
だけど、
ブルースコンプレックス信じられない。彼がブルースに関しては
アメリカ南部のブルースマン達に及ばないと悩んでいたなんて。
天才っぽく見えるから、そんなに努力したり悩んだりする人とは
思ってなかった。
正直、「クラプトンてギターも上手いのね~」
なんていっちゃうお姉さんよりは知ってたけど、彼の音楽のルーツが
ちゃんと分かったカンジ。
最後の方のクラプトン愛用のギターのくだり。
ストラストキャスターやレスポール、ギブソンにマーチン。
どれもみんなが競って手に入れようとしたギターだ。
思わず、ニヤリとしてしまった。
クラプトンの歴史が分かる本。(ホントに年表も入ってる)
入門編のかたにオススメです。