ホンのひとりごと | 三龍建築士

三龍建築士

BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

仲間内で「永遠の0」が再燃してるメラメラ

まだ、(読後の)脱力から立ち直れてないので、再読は

もうちょっと後・・かな。


今、また別の本から脱力中ブタ

うっかり「メタルギア・ソリッド・ガンズ・オブ・パトリオット」と

「ジェノサイド」を一緒に読み始めて、両世界が頭の中で

混じりそうになったが、最後はメタルギア中心で読み進み

本日読了。かなり時間がかかってしまったえー


でも、本当は早くなんて読み終わりたくなかった。

伊藤計劃渾身の遺作木の葉

スネークたちの決死の戦いとそれぞれがかかえる死への恐怖。

命知らずに思える登場人物たちの意外な一面を克明に書けたのも

作者自身の闘病体験からだろう。


最後の1/3は読むたびに、電車の中だろうが病院の診察室だろうが

涙が出てしょうがなかった。

最後の最後に希望の光を残したのも、伊藤氏の切なる願いを込めた

ものだったからに違いない。


そしてまた、あとがきを読んで涙涙泣く涙

虐殺器官・ハーモニーとは違って既存のゲームのノベライズとあって

苦心したところもあったようだし、コレまでの解説が多くて退屈なところも

あるが、おかげでゲームではぐるぐるわからなかったことが腑に落ちたり・・



しかも、物語の一人一人がきちんと人格とポリシィを持って生きていた

様子がよく分かる。敵方の人物でさえ。


「毎日の食卓にも、誰かの物語が生きている。

  この世界は、そんなささやかな物語の集合体なんだ。」


オタコンの呟きはそのまま、著者の呟き。

もっとあなたの物語が読みたかった。


芥川賞作家の円城塔氏が、遺稿を書き継いでいると聞いた。

期待半分、怖さも半分・・・。だが、読んでみたい。


ひさしぶりにゲームもやりたくなった。

メタルギア・・どこから始めたらいいだろうロボット