「そらをみてますないてます」読了。
あ~終わっちゃった~、と言う感じです
人生のクライマックスはどこだったかそれは最後に
駆け寄った先にあったと言うことなのかな。
夢の実現への希望と愛する人。重い旅の果てに見えてきた
光明と言うか・・・。
ご夫婦の関係は、いわゆるバディシステムに似てるかもしれない。
二人一組でお互いの安全を確認するためのシステム。
彼らの場合は、それぞれが別々の物に立ち向かっていくわけだけど
帰ってきたら、無事を祝い、健闘をたたえあう。
・・・ダッタン人の挨拶でいいなあ。
そもそも、砂漠へ冒険する夢を話して通じる女子と知り合える事
自体、奇跡といっていい。しかもダッタン人の挨拶で迎え撃つヒト。
してみると、さしずめイスズミとはまさしくボディ(body)の関係だね。
身体を鍛えていくと、肉体の強さが精神を支えていく感覚があって
けんかに強くなるとか、そういうこともあるだろうけどそれとは別に
身体が、ココロを凌駕していくと言うか・・・。
誤解を受けるの覚悟でいえば、若いときの身体の感覚って
鮮烈だから、理屈やモラルとは別に、抗いがたいものがある。
イスズミとの関係はまさにフィジカル面での離れがたさがそのまま
感情となって、惹かれあってしまうのだなと思う。
buddyな関係とbodyな関係
どちらもその時には必要な関係
だからこそ、今があるし、だからこそ大切なものを見つけられる。
パタゴニアは実際に番組を見た。
氷河が突端で剥離して落ちてくる様子。乗っているボートが波を
食らって揺れ、椎名氏ほか海軍の乗組員が動揺する様子が
迫力ある、命がけの映像となっていて印象に残っている。