BOXな日々 | 三龍建築士

三龍建築士

BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

去年の夏ぐらいから、BOXINGに関係する出来事が

色々と身近にあった。

身内がジムのヒトと知り合いになったり、先輩からボク

シングの本を紹介されたり。


もともと小さい頃からやってみたかったスポーツだった

けど、機会がなかったのとそもそも女子にはちょっと

ハードルが高かった。

忘れてたユメがムコウからやって来た感じ。


GREAT・READERからのご紹介は、林壮一氏の

「神様のリング」と「マイノリティーの拳」。

著者と元ボクサーの亀田昭雄氏からは本にサインも

頂いて感激。


神様のリングは対戦したボクサー達のその後を描いたもの。

天才と呼ばれる人は、以外とあまたいるものだけど、

努力をしなかったり、よい師に出会えなかったり、ちょっと

した運命のいたずらで花が咲かないことはある。

マイノリティー・・は、さらにそうした人たちを食い物にする

プロモーターに搾取され、落ちてゆくボクサーたちを描い

いる。


天才達にとって、自分を生かしてくれる人との出会いは

どんなにか大事なことだろう。

タイソンにしても、あれだけのハードパンチャーだったの

結局最後は泥まみれの人生になってしまった。

彼をいつくしんで育ててくれる人がいてくれさえしたら

もっと輝かしい戦歴が残せただろうに。


BUT、フォアマン!

私は、アリが好きだけど、この本で更にフォアマンも好き

なった。伝道師でボクサー。

キンシャサの闘いではアリにしびれた。

45歳でヘビー級王座に返り咲いたフォアマンはもっと凄い。

試合の前に、沢木耕太郎がアリにインタビューしている。

「Too Old」と彼は言った。そう思った。

でも、勝ったし。


彼には信仰があったと言うことだろう。そしてアリと違って

体力に恵まれていたということだ。

何かを信じること、すばらしい人との出会い、様々な要素

があって、チャンピオンは生まれる。


それにしても、著者の林氏は直接ボクサー達の懐に飛び

んでインタビューしている。

彼らから本音を引き出すまでの努力ってどんなものだろう?

また、街の伝道師の話が聞けたら何か書いて欲しい。



PS.直接ではないですがボクシングを始めるに当たって

   背中を押してくれたのはあなたですよ、blues氏!

   マンモス THANK YOU!(古っ)