双子の「杯(カップ)」と「冠(コロナ)」 その1 | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

勝手に夏休みの課題図書(笑)としています。


沢木耕太郎なのになんで読んで無かったかな

と思ったら、カップはワールドカップ・・・

ちょっと苦手なサッカーの話題だったからか。


なでしこが優勝した頃、たまたま読んでいて

面白く思った。

でもこちらは日韓共同開催の9年前のお話。


それなら見てました!

韓国のアンジョンファ、英国のベッカム、トルコ

のイルハン・・・などなど。

イケメン選手が話題だったニコニコ

私にとっては、決勝ドイツのオリバー・カーンが

強く印象に残った大会だ。


韓国と日本とで大会への思いの違い。勝敗への

感じ方。

9年たって読んだおかげで、韓国の国民がこの

時から、国際的に成熟してきたことが良く分かる。


この頃ではお互いにエールを送りあえている

気がして、親近感を覚える。

実際韓国のヒトと話してみると、礼儀正しくて

感情が率直で分かりやすい。


ところで、この「杯(カップ)」は「冠(コロナ)」と

対になっている。

コロナは1996年、アトランタオリンピックの話だ。

谷亮子が北朝鮮に負け、有森裕子が銅メダル

をとった。

でも彼の興味はそこに無い。


商業主義のオリンピックへ移行していくことに

対する疑問。

華やかなトラック競技と多額のお金を出す

スポンサー。

それよりも、この特別な場所に参加して実力

を発揮することのすばらしさと、

その場に立ち会える僥倖そのものが

オリンピックではないかという著者。


特別な場所と時間、オリンピア。

だから人々はあんなにも燃えるのだ。


どんなに強い選手でも、オリンピックの金

メダルは特別。なのにオリンピックだけは

勝てない。

無名選手が突然現れて勝利してしまう。

そんな話はどの競技にもある。


ワールドカップはどうだろうか。


to be continued 右下矢印