全て描き終わったらいよいよ組み込みです。

 

半リング状の綴じ具は市販の配管押えを利用。

この金具の存在を知らなければこういった看板を作れなかった訳で、非常に重要なものだったりします。

 

この綴じ具の取り付け方が疑問でした。

こうみると裏側にナットで留まっているだけみたいなんですが、コレだと抜ける心配はないものの奥に引っ込んだりグラグラ不安定じゃないのか?ってな感じなんです。

 

実際組立ててみると予想は的中、コレじゃスムーズにペラペラめくれない!

ナットを瞬間接着剤で固めてもダメ、ならばハンダ付けでやろうとしても上手くハンダが乗ってくれません。

ハンダはこての容量が足らないのかと思いましたが、ダメ元で促進剤のフラックスを試してみます。

 

おっ、キタナイながらもハンダが乗る乗る!なんだ、容量不足ではなかったか。

フラックスはいわば酸で、表面に塗ると鉄の地肌が露出してハンダの食い付きを良くしているんです。こての容量が大きければもう少しトロっとキレイに仕上がります。

 

でもってようやっと完成~!

いつになく苦労したなぁ…

 

今までの看板製作とは一線を画すモノになりました。

 

ガシャガシャと金属音を発しながらペラペラめくる動作が楽しいもんです。

 

東上線モノ揃い踏み!

 

折しも今年は東上線開業110周年みたいですが、もちろんそれを意識したものではなく東上線自体全く縁のない路線…単なる興味本位でございました、ハイ(笑)