噴霧器の次は草刈機を。

 

捨てられた原因の分らないリョービのEKK-220。

こういうタイプは草刈機、ではなく刈払機というのが正しいみたいです。ちょうど草刈機が欲しかったのでタイムリーでした。

 

ぱっと見五体満足っぽいですが、よく見るとエアクリーナーカバー&スターター部分が失われプラグは感電の危険を無視したキャップ無しのダイレクト接続!危ないって(笑)

 

まずは最も多い?焼き付きの有無を点検。ピストン&シリンダーはキレイで問題なさそうです。

他にキャブや点火系も特に異常は見当たりませんでした。

 

とりあえずエアークリーナーケースはドロップ缶、エレメントは辛子明太子に敷いてあったスポンジで作りました(笑)

 

しかし、混合ガソリンを入れロープを引っ張っても爆発の兆しがありません。心なしか火花が弱い感じがするのとプラグが湿らないのも気になります。

イグニッションコイルが悪いのかキャブのダイヤフラムが悪いのか…ん~、アヤシイ所が多過ぎて悩むなぁ~。

そういえばクランクシールが悪くて始動不良を引き起こす、なんてネットにありコレじゃね!そういえばファンがオイルでベタベタだったしコレだよコレ!!

が、苦労してクランクシールに辿りついてもご覧の通り異常はなさそう…

 

もう!何でエンジン掛からないの!!

 

発狂しそうな気持ちを抑えに抑えて、キャブクリーナーを吹き付けてエンジン始動を試みるという私らしくない?事をしたらボボボ…んん?今の初爆??

2回目試したらビビビビビーン!おー、元気に回ったジャン!!

 

結局の所、スターターが失われている事により冷間時の始動性が悪かっただけみたいです。事実、一回エンジンを掛けるとその次からは一発始動。

アヤシイ所は結局なかった…という事でした、ハイ(笑)

 

エンジンが始動したのでやっとこさ他の部分の点検に進めます。

コレはオイルシールに辿り着く途中に発見したショッキングなシーン。

ん?バネがポロっと出て来たよん。

 

うへっ、クラッチシューが大変な事になってた!

 

片側はライニングの台座が消滅し、もう一方はライニングが一部残っていながら激しく欠けちゃってます。

 

ドラム側は粉砕したアルミがこびり付き、中は段付き摩耗?した感じになってます。

ピストンの状態(カーボンの付着状態など)が良かった事から、単なる過使用ではなくナイロンカッターを使用していた事(丸刃に比べ抵抗が大きく低速回転だとクラッチの負担が大きい)によるものかと。

 

エンジンはとりあえず大丈夫でしたが、まだまだ完全復活には時間&手間が掛かりそうです。