先日、御宿からの帰り道での事。

信号待ちで止まろうと減速していたら…

 

ポン!ポポポポポポ…

 

なになに!マフラーでも落ちたか!!

そのまま対向車線を横切り広い歩道で停車。

 

カバーがズレてる!(イメージ画像)

 

もしや?と思ってシート横を見るとプラグ整備用のホールカバーが外れていました。

という事は…

 

抜けてる!(イメージ画像)

 

あぁやっぱり…後側シリンダーのプラグキャップをつまみ上げるとプラグがスッポ抜けてました。

最初のポン!でプラグがホールカバーを吹っ飛ばし、圧縮気漏れでポポポポ…

 

まぁシリンダーヘッドのネジ山がナメ気味だったのは前から分かっていたんですがこのタイミングで抜けたかー。抜ける少し前からアイドリングが続かないという症状があったので今考えればアレが前兆だったのか…

まぁ不幸中の幸い、とポジティブに考えましょう。

 

さて、プラグを抜けないようにするにはどうするか?冷静を装いつつ考えます。何かこうプラグのネジ部に巻けるモノがあれば…お!さっき買った大判焼きの紙袋に貼ってあるシールを使うか!

 

我ながら素晴らしいアイディア?で何とか走る事が出来ましたが、溶ける心配があったのと排気漏れが収まらないのでコンビニでアルミホイルとセロテープを購入しました。

 

パイプのシールテープのように(イメージ画像)

 

が、期待していたアルミホイルが上手く巻けず結局セロテープを巻く事に。セロテープは沢山あるので溶けたらまた巻き直せばOK(笑)

 

しかし!大きな問題が一つ。来た時と同じ川沿いの道で帰るか、安パイで遠回りをするか。

逃げ場のない川沿いは止まっちゃったらシャレにならないし、遠回りだとそれだけ時間が掛かるし…

川沿いの道に出るまで何とか走って来れたのでココは一発、川沿いに賭けます!

 

70kmの道のりを無事帰還!

 

賭けには勝ったものの、クルマも人間も寿命が縮まったのはいうまでもありません。あービビった…

 

翌朝、早くからオペに取り掛かります。

 

作業的にはシリンダーヘッドを替えるだけなんですが、シートを取ったりシュラウド(風洞)を外すのが面倒。

こうして見るとまんまバイクのエンジンだなぁ、空冷って(笑)

 

シリンダーヘッドのネジ部には頑張ってくれたセロテープの残骸が。

 

ピストンヘッドには燃えカスが。合掌…

 

幸いエンジン関係はスペアが豊富に?あるので今の所困りません。

 

シリンダーヘッドを交換して作業終了~。

 

直らなくても駅からまぁまぁ近い場所だったのでどこかに置いて電車で帰ってくる手段もありましたが、相変わらず悪運に強いというかトラブルで途方に暮れた事は今までないんですねー(笑)

 

こんなポンコツ旧車乗ってて怖くねーの!?ハイ、怖くはありません。日頃から愛着を持って?接してますし、疲れない程度に注意を払ってますので。なのでクルマの方もそれに応えて変な時に壊れないでくれているのだと思います。ハイ。