実家で使っていた天井照明がオカシイという事で引き取って診察してみました。
今や貴重な蛍光管式パソニック製のツインパルック(2010年製)。
変な点滅を繰り返し、蛍光管を替えたものの症状が変わらないというもの。因みに蛍光管は4,000円以上したみたいです。高ぇ~~!
本体にリセットやらON/OFFボタン、リモコンの受信部がありますがリモコンを無くしてしまったり取説も無いのがちと厄介です。
電源を繋げて手動ボタンを押すと点きそうで点かず、チカチカと点滅を繰り返すだけです。
リセットしても一向に変わりません…
数少ないネット情報によると、基板上のボリウム(VR1)を回したりすると回復する事があるとか。
ちょっとずつ回していくと、蛍光灯全体が光るようになりました!
が、光源の範囲が伸びただけで例の点滅は直りません。
残念ながらインバーター方式のスイッチング回路は私にはよう分かりません。
出来る事は怪しそうなコンデンサーを取り替える事くらい(笑)
コンデンサーの容量を測れば一発で良し悪しが分かりますが、我が家では測れない事とコンデンサー自体安価なので秋月電子に駆け込みます。
ほぼ同容量のコンデンサーとこの修理には関係ないヒューズ類を購入。
どちらかというとヒューズが欲しかったので、コンデンサーの方は「ついで」という感じです。
この先の画像はありませんが…
取り替えても直りませんでした(終了~)
既に新しい灯具(LED式!)も買っちゃったし、急いで直す必要もないので今回はこれにて終了。
まぁ、回路自体そう難しい構成ではないので追い込んでいけば直せない事はない…ハズですし、買った蛍光管がモッタイナイ(笑)
あ、LED式が蛍光管式よりイイ事尽くめ!と思いがちですが、コレには落とし穴があるんです。
確かにLEDは長寿命なんですが、コレはLED「自体」の話であってトータル的には変わらない、と私は思います。
なぜなら、LEDを点灯させるにはそれなりに回路が複雑になり(すなわち部品点数が増える)、LEDは無事でもその周辺部品がダメになるからなんですね~。蛍光管は切れても蛍光管だけ替えればOKですが、LEDだとそれは出来ません。
結果全体的な取り替えになりコストもアップ。環境問題を考えればコストアップも仕方ない…考え方はマチマチですけどね。