伸縮機能が復活したら…
次は回転の渋さを調査。
回転の不具合は始動コンデンサーの不良や油切れによるモーター軸の焼けなどがありますが、コンデンサーには異常がなかったので軸が悪さしていると判断。軸を磨き軸受に作動油(#10くらいのサラサラしているやつ)を給油しましたが、グリスなどをベッタリ塗ってしまうと逆に抵抗となって回転が重くなるので注意が必要です。
ついでに首振りギア部分も点検します。
分解して当時モノのグリスを拭い取り…
新しいグリスを詰めますが、ココもそんなにグリスを詰めない方がいいかもしれません。
強風位置での不回転は途中で配線をカットしてジャンプさせたら回ったので断線と判明。
因みに後ろにへばりついている緑色のヤツが始動コンデンサーです。
新たに配線を引き直しますが、あいにく白の配線がなかったので黄色でガマンです。
配線の先に針金をはんだ付けしたガイドで被覆の中を通しましたが、コレが大変だったのなんの!
配線をはんだ付けでドッキングしたら熱伸縮チューブで保護します。
こういう肝心な部分はくれぐれもビニールテープなんかで巻かないように!剝がれると感電の危険ありです。
ようやく復活した扇風機。
発火すると厄介なコンデンサーはいずれ取り替えたい所ですねぇ。