パルフレイの復活劇もいよいよ最終章。

 
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純正品が出るんだか出ないんだか分からない(出ても高そうw)クランクケースガスケットは、とことんケチってボール紙で製作。
念のため耐油性があるとされている塩ビ用接着剤を浸透させておきました。
 
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液体ガスケットを塗布しクランクケースカバーを取り付けたら、ギアオイル代わりの4サイクルオイルを注入。
給油兼レベルチェックボルトもやりづらい所にあり、このようにオイラーを使わなくてはいけません。
 
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ボロボロだったエアークリーナーケースの取り付け部分は入念に樹脂溶接で補修。接着よりも確実に強度が回復出来る樹脂溶接はとても有効な修理法です。
エレメントは薄手のスポンジを幾重も巻きオイルを湿らします。
 
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バッテリーはなにげに高価だし新品を買うのに躊躇します。
そこで用意したのはナゼか棄てずにあった、モンキーで使っていた廃バッテリー。今や貴重な?コーリン(あの光輪)製!
 
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コイツの中身を抜いて元気な廃ニッカド電池を無理矢理装着します。
当初は6本直列(約1.2V×6本=約7.2V)でしたが、あまりに元気すぎたのかストップ球を2ヶ断線させたため
1本抜いて電池電圧を下げました。
 
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先端が折れツマミが欠品だったヘッドライトスイッチ(左)の修理は手持ちジャンクのヤマハ用を流用しましょう。
 
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先端部分を樹脂溶接にて移植して・・・
 
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ツマミを取り付けて完成!操作性も良好です。似たような形状だったので助かりました。
 
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記憶が曖昧でよく覚えていないんですが、レッグシールドを固定している金具を失くしたようです。
コレがないとフェンダーと接触するのでゴミだった帯板の短材を曲げて自作しました。
 
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最後は全く仕事をせずリジット状態だったフロントサスをバラします。サスはスプリングが入っているだけのシンプルな構造。オイルなんか入っていません(笑)
原因はインナーチューブの醜いサビがガイドナット?に引っ掛かって伸び縮みしなかったというもの。サビを入念に削り取りグリスアップで復活しました!
 
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結局、復活劇で購入したモノといえばパーツリストとエアークリーナーケース取付け用のビス・ナット・ワッシャーのみ。
涙ぐましい究極の修理費コスト削減を行った結果、これまで掛かった費用は・・・
 
オドロキの200円弱!!
 
まぁ、JJサンの絶大なる部品提供が一番大きかったんですけどね。
車両価格の100円を上回った事が残念といえば残念か(笑)
 
 
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今時の子供用チャリの方が丈夫そうに見えるのは気のせい?
 
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見かけはゾンビでも保存状態が良かった?お陰で意外と苦戦せず息を吹き返したパルフレイ。
面倒だったのは接触不良の場所が多く、コンタクトポイント・電球のソケット・ブレーキスイッチ、ホーンボタンは分解して磨き直しました。後はブレーキシューや前後ホイールを取り替えれば完璧でしょう。
 
まぁ100円でこれだけ楽しめ、マイナーなソフトバイクに触れられたんですから全く以っていう事なし!
同じような出物があればまた買っちゃうよなぁ(笑)