オイルショック以降、日本車や欧州車が幅を利かせていた自動車市場を奪回すべく生まれたアメリカ産コンパクトカー。
クライスラーネオンは’94年、GM子会社のサターンシリーズは’90年に登場しました。
 
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日本でのデビューは’96年。当時は盛んに「日本車キラー」と騒がれていたのを思い出します。
直4・SOHC 1,996ccで4ドアセダンのみ。
グレードは3種で、右ハンドル。廉価グレードのSE(5MT)で本体価格 144万9千円。
 
あまりにも素っ気なさすぎたのか、数年で日本から消滅してしまいました・・・
 
 
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GMの100%子会社であるサターン。
セダン一辺倒のネオンとは対照的に、サターンはバリエーションで勝負に出ました。
面白いのは、ボディーの一部に樹脂ポリマーを使用しておりカタログには「へこんでも元にもどります」と謳っています(笑)
更に驚いたのは・・・
 
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何とエンジンの型を発泡スチロールで作る「ロストフォーム・キャスティング製法」!!
これで大量生産が出来るのか不思議です。
 
’97年に日本進出したサターンですが、知名度&質感の低さから’01年には撤退してしまいました。
 
 
残念ながらこれら日本車キラーは、全く日本では受け入れられずもはや街中でも見る事もないですが、存在した証のカタログが手元にある限り、私の記憶からは消える事はないでしょう・・・