愛から平和へ 07

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何ヶ月も更新していませんでした。


仕事のことで、少し悩みがあって更新する気がしませんでした。


世間でいう不景気の影響です。


今もいろいろ問題がありますが、あまり悩んでいても仕方がないので、ブログを再開します。



ブログを休んでいる間もいろいろな所へ行きましたが、そういった事は、他の人からみれば貴重な体験かもしれないと思うようになりました。


私は、どこかに行く時は、それに関するブログをよく読み、それがけっこう参考になっています。


それで、アメブロでは主にそういうことを書きます。


前置きが長くなりましたが、今日、私は、小田原フラワーガーデンへ秋バラを見に行きました。


春にも行きましたが、花の数は春より少ないですが、秋は花の種類が少ないので、十分楽しめました。


また十月桜も咲いていましたが、この桜は、春の桜のようにいっぱい花が咲いているわけではなく、枝にぽつりぽつりと咲いていました。


愛から平和へ 07

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最近、全然更新していないので、先週の土曜日に、横浜スタジアムに行った時に撮ったアガパンサスの写真をアップします。


その日のカードは、横浜ー広島戦でしたが、試合開始まで時間があったので、大桟橋の方まで歩きました。


開国博も開かれていますが、時間がないので、そこまでは行かずに戻ってきましたが、日本大通りの歩道に、アガパンサスの鉢植えがありました。


アガパンサスは、今はあちこちで見ますが、薄紫色しか見たことはありませんでしたが、ここのは、白と青で珍しいと思いました。



野球のほうは、応援している横浜ベースターズが珍しく打線が爆発して、逆転勝ちでした。

植草被告の上告を棄却=小泉・竹中政権の犯罪暴露を恐れてか
2009年06月28日13時53分 / 提供:PJ

【PJニュース 2009年6月28日】電車内で痴漢行為をしたとして東京都迷惑防止条例違反に問われていた植草一秀被告の上告審は、25日付で最高裁第三小法廷(近藤崇晴裁判長)が植草被告の上告を棄却する決定を下した。1、2審の懲役4月(未決勾留(こうりゅう)2月を算入)の実刑が確定するが、被害者証言や検察側目撃証言の多数の矛盾点や植草被告の無罪を証明する弁護側証人の証言内容が十分に検討された形跡がなく、判決には強い政治的な背景がちらつく。

起訴内容は2006年9月、京浜急行品川-京急蒲田駅間の電車内で女子高校生の尻を触ったとされるもの。公判では被害者が一度も出廷せず、検察側目撃証人が警察との事前接触を隠していたことが明らかになっている。起訴状にある犯行時間帯に、植草氏が誰とも接触していなかったと証言する市民も現れた。4月には防衛医科大学の名倉正博教授が被告となった同様の事件で最高裁が逆転無罪を示しているだけに、行方が注目された。

判決に対し植草被告は「一般市民とされる人物が事実を確認しようともせずに駅事務所にわたしを強引に連行し、捜査段階でもひたすら自白を強要するだけで合理的な捜査を行う姿勢を全く示さないなど、初めからおかしかった。一般の痴漢えん罪と通じるものか分からないが、公判でも検察側目撃者の証言に無数の重大な矛盾が生まれ、繊維鑑定についてもわたしの手の付着物が駅員制服の構成繊維と『極めて類似している』との専門家鑑定結果が弁護側から証拠申請されたにもかかわらず裁判所が証拠採用しないなど、矛盾が噴出している。証拠から合理的に結論を導くのではなく、初めから結論ありきで裁判が進められたとしか考えられない」と話していた。

高裁での審理も「審理不尽」と言わざるを得ないものだった。10項目以上に及ぶ弁護側の重要な証拠調べ請求を一顧だにせず、公判は1回結審で締めくくられた。最高裁での審理について、植草被告の弁護団所属弁護士の一人は「ひどい判決に驚いている。最高裁逆転無罪を出した名倉判決で最高裁第三小法廷は『水掛け論』では有罪を出せないことを明記したにもかかわらず、何の理由も示さずに上告棄却とはひどすぎる」とコメントした。最高裁の審理姿勢は「法の下の平等」を満たしているとは言えない。

植草事件は政治的背景がうわさされてきたが、判決のタイミングはこれを一層感じさせる。政治学者の渡邉良明博士が森田実氏のホームページで植草氏の無実を公言し、副島隆彦教授も同様の見地から植草氏との対談本を出したばかり。植草氏のブログは1日5万人に読者が拡大し、自民党劣勢の中で総選挙が近づいている。政権交代が実現すれば、小泉・竹中政権の下で行われた国家的な犯罪が続々と白日の下にさらされることに。

植草氏は27日、ブログで読者に表明した。「私は天に誓って無罪潔白である。したがって、心には一点の曇りもない。…幸い、多くの皆さまが真実を見つめ、私の発する真実の声に真摯(しんし)に耳を傾けて下さっている。…いかなる弾圧に直面しても、節を屈せず、微力ながら一歩ずつ前進して参りたいと考えている」。

事件の真相があらわになるのは、時間の問題のようだ。【了】
http://news.livedoor.com/article/detail/4223936/

植草一秀さんのこの事件については、以前に冤罪ではないか、という記事を、私は書きました。

それが、ついに最高裁で確定してしまいました。

何か書きたいとは思いましたが、時間がたって、冤罪の理由をきちんと説明できなくなっていました。

今日も、植草一秀さんのブログを読んでいたら、この記事が紹介されていて、見たら、うまくまとまっていました。

最近、全然更新していませんでした。

それで、今日は、箱根登山鉄道で行った強羅公園のことを書きます。

先週の朝日新聞に、アジサイの名所の1位に、箱根登山鉄道沿線がなっていました。

私は、比較的近くに住んでいますが、それを見たことがないので、行ってみることにしました。

たぶん混んでいると思ったので、早めに出発し、10時くらいに箱根湯本駅に着き、強羅行きの登山電車に乗りかえました。

すぐに出る電車は、乗れないんじゃないかと思うほど混んでいましたが、なんとか乗りました。

次の電車を待っている人もいました。

強羅へ着くまで、車窓から見ていましたが、思ったほどアジサイはありませんでした。

帰りの電車に乗ったとき気づきましたが、アジサイは主に山側に植えられていて、行きの電車では、反対側を見ていました。

特にきれいだったのは宮ノ下駅で、駅のホームの山の斜面に、いろいろなアジサイがありました。

写真を撮るなら、1回降りて撮るべきでした。

この路線は単線なので、反対側の電車が来るあいだに、撮っている人もいました。


強羅駅に着いたら、強羅公園へ行きました。

「あじさい展」をやっているので行きました。

特設会場でやっていましたが、種類はあまり多くはありませんでしたが、珍しいのもありました。

ここは、ローズガーデンもあるのでそこにも行きましたが、まだ咲いていました。

他のところはもう終わっていますが、ここは標高が高いのでまだ咲いているのかと思いましたが、他の植物園のサイトを帰ってからみたら、夏バラがあるのを知りました。

ここのバラが、夏バラかどうかはわかりませんが。


帰りの電車で箱根湯本駅に着いたのは午後1時頃でしたが、強羅行きの電車に乗る人の列がホームの中ほどまで続いていました。
愛から平和へ 07

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麻生首相と民主党の鳩山代表との党首討論を見ました。

世論調査で民主党が有利の結果が出たせいか、鳩山代表のほうが余裕があるように感じられました。

言っている内容も鳩山代表のほうに、人間味が感じられました。

それは、次の部分です。


<党首討論>【詳細速報その11】鳩山代表「アニメの殿堂のお金を生活保護母子加算に」
6月17日16時58分配信 毎日新聞

 ◇鳩山代表

 それからアニメの殿堂の話がございました。私がアニメの殿堂のことを申し上げたのは、河野太郎先生がそれが不要だということで申し上げた。自民党の中から不要だという話が出たので、そのことを政府としてどう考えているのかということを申し上げたのであります。

 そこに117億円かける。今、安倍総理の時からという話ですが、補正予算ですよ。補正予算で組むのは緊急的に本予算が終わった後、緊急的に必要になるところに組まれる予算でなければいけないのに、なんで安倍総理の時から問題が考えられているものが、補正予算に組まれるのかということが、どう考えたっておかしいでしょ。私でなくたってこのおかしさは分かるはずであります。

 私がただ論点を変えて申し上げればですね。こういった箱物ですよ。30兆が土地だと承ってますし、そのうち70兆が箱物。そこで100兆……100億。ごめんなさい。合計100億ということでありますが、そのことで私が申し上げたいのは、コンクリートから人の方が大事じゃないかと申し上げたい。

 すなわちですね、この3月、4月、自殺どのくらいされたと思われますか。自殺の数が毎日100人です。日本です。そんな国、先進国にはどこにもありません。特に20代、30代の若い方々が自殺をされてしまっている。死因のトップですよ。亡くなった原因の20代は49%が自殺ですよ。49%、ほぼ半分の方が自ら命を絶たれてしまっている。30代も36%。3人に1人以上が自ら命を絶たれてしまっている。こんな国ないんです。先進国の中でこんな若者の自殺が第1位という国ないんです。

 そういう人たちを救うことが政府の役割じゃないですか。私は一人の命も粗末にしない。まさにそういう意味で申し上げているんです。そのことを、もしお分かりになっているのであれば、なぜですね、生活保護、母子家庭の母子加算、4月にカットしちゃったんですか。200億くらいでしょ。そのくらいのお金でできる話で。

 私はいろんなところから聞きましたよ。小学校に入りたてのお嬢ちゃん、お母さんが生活保護、母子家庭、2万円切られてしまった。そこで「もう私は高校に行けないのね」。その話、聞いたら涙が出ましたよ。「高校に行けないのね。勉強したいのに」。高校に行っている男の子3人の兄弟のトップが高校1年生。彼も母子家庭。その方も修学旅行、行きたい。でも「ぼく修学旅行、行かなくていいよ」とお母さんに言ったそうです。修学旅行に行きたくても行けない、高校行きたくても行けない。そういう人がたくさん今いるんです。これが日本の現実なんです。

 自ら毎日命を絶たれる方も100人いるんです。こういう方を救おうじゃないですか。居場所を見いだされる国にしようじゃないですか。なんで、一方で、アニメの殿堂を全部悪者にしたいと思っていない。でもアニメの殿堂のお金があれば、なんで生活保護の母子加算に戻してあげないんですか。そういう政治をやりたいんです。やろうじゃないですか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090617-00000023-maiall-pol

私は、生活保護の母子加算の廃止や自殺者の多さには関心を持っていますが、鳩山代表が党首討論で取り上げたのはよかったと思います。

鳩山代表は、20代の死因のトップが自殺で49%、30代も36%と言っていましたが、私もそんなに多いとは思いませんでした。

また、1日あたり100人も自殺していることにもなります。

自殺の原因は政治の責任とはいえませんが、派遣法の改正で派遣労働者が増え、今回の経済危機で失業者が増えたことも一因だと思います。



この発言は、アニメの殿堂に関連して語られていますが、アニメのための施設をそんなに急いで作る必要はありません。
死刑待てなかったのか 『飯塚事件』死後再審願う妻

東の足利、西の飯塚-。一九九〇年代前半、初期のDNA型鑑定によって有罪認定された受刑者が、再審を求める二つの事件があった。「足利事件」の菅家利和さん(62)は十七年半ぶりに釈放されたが、二人の女児を殺害したとして死刑判決を受けた「飯塚事件」の久間(くま)三千年(みちとし)元死刑囚は昨年十月、七十歳で死刑を執行された。再審請求前だったが執行の時期に誤りはなかったのか。一方で事件の現場では「もう済んだ話だと思っていたが」との戸惑いが広がっている。 (荒井六貴、佐藤直子)

 「今、ここまで執行されているが、自分の番まではまだあるかな」。昨年九月、弁護団の徳田靖之弁護士が福岡拘置所で面会した際、久間元死刑囚は確定死刑囚のリストを示しながら語っていた。

 昨年十月中旬、足利事件の再審請求で、東京高裁が最新技術によるDNA型の再鑑定を実施する方針であることが報じられた。弁護団も希望を見いだした。しかし、久間元死刑囚は直後の同月二十八日に死刑が執行された。

 足利事件の再鑑定の動きを知りながら、法務省は精度の低い初期の鑑定を基に刑が確定した死刑囚の執行に踏み切った。確定から二年というスピード執行だった。

 「早く再審請求をしていれば」と弁護団は悔やむ。「足利の再鑑定が動きだす中での執行は、判断の誤りではないか」と指摘する。足利の弁護団と連携しながら、年内に死後再審の開始を請求するが、捜査に使われた試料は残っておらず、足利の再鑑定で、初期のDNA型鑑定の信ぴょう性が疑わしくなったことを突破口にしたい考えだ。

 「弁護士さんに(再審請求の)意思は伝えています」。久間元死刑囚の妻は九日、福岡県飯塚市の自宅前で心境を明かした。弁護団によると、妻は事件後も地元を離れず、働きながら一人息子を育てたという。

 「足利のことはよく分かりません。(無実だという)本人の言葉を取り上げてほしかった。(死刑を執行されたら)言いたいことを言えないままでしょ」と、記者に厳しい視線を向けた。

 飯塚市内の同じ小学校に通学する一年生の女児二人=当時(7つ)=が、登校途中に姿を消したのは一九九二年二月。現場は民家の壁に囲まれた三差路とみられ、現在も通学路になっている。

 近所の無職男性(80)は「もう済んだもんだと思っていたが、どう判断していいのか」と戸惑いを見せる。

 二人の女児の遺体は約二十キロ離れた薄暗い雑木林で見つかった。現場には三十センチほどの二体の地蔵が置かれていた。久間元死刑囚の再審請求の動きに、女児の母親は「もう結構です」とだけ答えた。

 <飯塚事件> 1992年2月、福岡県飯塚市の小学1年女児2人が行方不明になり、遺体が南東部にある甘木市(現・朝倉市)の山中で絞殺体で見つかった。目撃された車などから、久間三千年元死刑囚が浮上。女児の体内から検出された体液のDNA型が一致したことや、車のシートの繊維が女児のつめから見つかったなどの状況証拠から福岡県警が94年9月に逮捕。捜査段階から否認を続けたが、一審の福岡地裁は99年、「鑑定の証拠能力を肯定できる」と死刑を言い渡した。最高裁で2006年に確定し、昨年10月に死刑が執行された。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009061402000071.html


飯塚事件のことは、先日書きましたが、詳しい記事がありました。

足利事件と同じ時期に、DNA鑑定で有罪になりましたが、こちらは死刑判決が下され、執行されました。

私は、死刑執行があるたびに、死刑反対や廃止のことを書いていますが、冤罪かもしれない人を死刑にしては、取り返しがつきません。
足利事件 取り調べ可視化を 民主党会議で菅家さん訴える
6月11日13時51分配信 毎日新聞

 民主党法務部門会議は11日「足利事件」で無期懲役確定後に釈放された菅家利和さん(62)を衆院議員会館に招き話を聞いた。菅家さんは「17年半、無実の罪で刑務所に入れられ、当時の刑事や検察を絶対に許すことはない」と改めて直接の謝罪を求めたうえで捜査段階で強引な取り調べを受けたと述べ、取り調べ全過程の録画・録音(可視化)の必要性を訴えた。

 菅家さんは取り調べを「お前がやったんだと何度も言われ、どうなってもいいと思った」と振り返った。また殺人罪の公訴時効(当時15年)が成立した点について「真犯人には一日も早く出てこいと言いたい。たとえ時効になっていても関係ない」と話した。国会への期待を議員から問われると「死刑(制度)を廃止してもらいたい」と述べた。

 細川律夫衆院議員は「冤罪(えんざい)は絶対にあってはならない。司法だけでなく立法の場から、冤罪の起きない仕組みを作ることが我々の使命」と述べた。同党は参院での菅家さんの参考人招致を求めたが、与党側の反対もあり実現していない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090611-00000019-maip-soci

最近、私は、足利事件の菅家さんの釈放のことばかり書いています。

それは、これが他の冤罪事件にいい影響が与えられればいいと、思っているからです。

やはり、マスコミが大きく報道したせいか、最高検が謝罪したそうです。

しかし、それは、記者会見で言っただけで、菅家さんに直接謝ったわけではありません。

菅家さんも言っていますが、これでは謝ったことにはなりません。


それはともかく、私は、これから冤罪がなくなったり、今、冤罪を訴えている人が冤罪を晴らすようになることを望んでいます。

引用した記事で、民主党の会議に菅家さんが招かれたことを知りました。

私はこれを読んで、冤罪をなくすには、政権交代が近道だと思いました。

なぜかというと、西松建設の献金問題で、民主党の小沢前代表の秘書逮捕にみられるように、今の検察は明らかに、自民党寄りです。

裁判官も同じです。

それは、最高裁の判事は政府が任命するので、政府に都合の悪い判決は、辞める覚悟がないと出せないそうです。

検察官も裁判官も官僚ですから、時の権力には逆らえません。

細川内閣の一時期を除いて、ずっと自民党中心の政権が続いているので、その傾向は続いています。

次の総選挙で民主党に政権交代すれば、西松建設のこともあるので、検察、裁判所も変化するかもしれません。
足利事件と同じDNA鑑定、92年の飯塚事件も再審請求へ
6月6日3時10分配信 読売新聞

 1992年に福岡県飯塚市で女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑判決が確定し、昨年10月に刑が執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚の弁護団が、今秋以降にも福岡地裁に再審請求する方針であることが5日わかった。

 久間元死刑囚は無罪を主張していたが、最高裁は2006年9月、DNA鑑定の信用性を認めた。弁護団は「足利事件」と同じDNA鑑定法だったこともあり、鑑定の不備を柱に再審を求めるとしている。ただ、当時の試料は残っておらず、DNAの再鑑定はできないという。

 久間元死刑囚は92年2月、小学1年の女児2人(いずれも当時7歳)を車で連れ去り、殺害して山中に遺棄した疑いで94年9月に逮捕された。遺体周辺から採取された血痕のDNA鑑定が一致したことが逮捕につながった。

 飯塚事件の鑑定法は足利事件と同じく、DNAの配列の一部だけを目で見るなどして調べる「MCT118型検査法」を採用。弁護側は「鑑定は不正確」として無罪を主張したが、最高裁は鑑定結果の信用性を認めた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090606-00000089-yom-soci

このニュースは、きのうのTBSの報道特集でもやっていました。

足利事件の菅谷さんは、再鑑定が行われ、その結果釈放されましたが、飯塚事件の久間元死刑囚は、死刑が執行されました。

その時、私は久間元死刑囚は冤罪ではないか、とブログに書いた記憶があります。

ただ、DNA鑑定が間違っていた可能性があるとは思いませんでした。


なにはともあれ、無罪かもしれない人を死刑執行したことは大きな問題です。


私は、ずっと死刑反対を書いていますが、これこそが大きな理由です。

つまり、裁判は間違う可能性があり、死刑にすれば、取り返しがつきません。
普段は政府、自民党の宣伝ばかりしているNHKのニュースですが、今回の足利事件の菅谷さん釈放はきちんと報道しています。

夕方のニュースでは、菅谷さんのインタビューを放送していました。


              菅家さん “今も許せない”

                                 6月5日 15時58分

 足利事件で無期懲役が確定し、4日、17年半ぶりに釈放された菅家利和さんが、NHKのインタビューに応じ「何度も『やっていない』と繰り返したが聞き入れられず、絶望的だった。当時の検察や警察は今も絶対に許せない」と話しました。

 異例の釈放について、菅家さんは「きのうは突然の釈放に驚き、落ち着かなかったが、気持ちもだいぶ落ち着いて、外の空気のよさを実感している」と明るい表情で話しました。一方、当時の警察の取り調べについては「自分は何度も『やっていない』と繰り返したが刑事はまったく聞き入れず、『白状して早く楽になれ』と髪を引っ張られたり、けられたりして、ほんとうにきつかった。取り調べは夜遅くまで続き、『自分がやった』と言ってしまった。絶望的だった」と振り返りました。裁判が始まったあとも、しばらく犯行を認めたことについては「刑事が傍聴席にいると思うと恐怖に思い、気持ちも不安定だったので言い出せなかった。しかし、支援者に勇気づけられ、無罪を主張しようと決心できた」と話しました。そのうえで、当時の捜査関係者に対し「自分の人生はめちゃくちゃにされた。犯人じゃないのにどうして拘束されるのかと、ずっと思ってきた。当時の検察や警察は今も絶対に許せないし、絶対に謝ってほしい」と声を大きくして訴えていました。警察庁は、菅家さんが主張する不当な捜査について、捜査関係者からの聞き取りでは確認できなかったとしています。菅家さんは、今週末にも両親の墓参りをして、釈放を報告することにしています。
http://www.nhk.or.jp/news/k10013452261000.html

当時の取調べの様子を生々しく語っています。

相変わらずの前近代的な自白の強要は、やめるべきです。

取調べの全部の可視化もやるべきです。

森法相は、今日の記者会見では否定的でしたが、ぜひやるべきです。

この事件について、野党も含めてあまり政治家の発言がないのが残念です。

私は、この点についても調べようと思っています。

足利事件:菅家さん「謝って」 記者へ手紙

 逮捕から17年余り、獄中からの無実の訴えにやっと光が差し込んだ。栃木県足利市で90年、4歳女児が殺害された「足利事件」で、東京高検は4日、菅家利和受刑者(62)を釈放すると発表した。「再審無罪になったら刑事と検事たちは絶対に謝ってほしいと思い続けてきた」。菅家さんは記者への手紙でそうつづっていた。【安高晋、松崎真理】

 菅家さんは2回、毎日新聞記者と手紙をやり取りした。

 1通目は再鑑定実施直前の昨年12月7日。「私は無実ですので不安など決してありません」とつづった。遺留物と自分のDNA型が一致しないとする再鑑定結果が出て再審開始の可能性が高まった後の今年5月10日には「これで無実が分かる。支援者と弁護団の先生がいなければDNA再鑑定は無かった」と感謝する一方「捜査はいいかげんで、裁判所も許す気持ちにはなれない」としていた。

 菅家さんは事件発生1年半後の91年12月1日、栃木県警の捜査員に任意同行を求められ、同日中の調べで自白に追い込まれた。弁護側は、その際「DNA型が一致する」との結果を突きつけられた、と主張してきた。「警察で『証拠があるんだ、お前が犯人だ』と言われた。いつか必ず分かってもらえると思っていたが、とうとう家に帰してもらえなかった」と振り返る。

 菅家さんは1審の途中まで自白を維持したが、「傍聴席に私を調べた刑事たちがいるのではないかと思い非常に怖かったのです。それで認めていた」。「(1審)判決が近くなった時に、やってはいないので認めるわけにはいかないと思いました」と否認に転じた。

 獄中に17年余り。「間違えたでは絶対にすむことではない。刑事、検事たちは絶対許せない気持ちで過ごしてきた。1審の宇都宮地裁は当時のDNA鑑定のことはまったく分かっていないのにどうして有罪にしたのか分かりません」と捜査・裁判の双方に疑問を投げかけた。

 菅家さんの両親は逮捕後、無罪を見届けることなく亡くなった。「両親のお墓参りがしたい」と無念さをにじませた。

 足利事件弁護団の渋川孝夫弁護士は「(DNA型の不一致という)科学の前に検察も逆らえなかったのではないか。対応も遅過ぎた」と話した。

 菅家さんを支援してきた市民団体「菅家さんを支える会・栃木」の代表、西巻糸子さんは、足利市の自宅前で「長年の夢がかなってうれしい」と喜びを隠さなかった。

 事件発生当時、捜査を陣頭指揮した元栃木県警幹部(75)は「捜査は適正で妥当だった。別の真犯人がいるとは思っていない」と淡々と話した。当時のDNA型鑑定については「証拠の一つに過ぎない。自白の他にも状況証拠があり、だから逮捕できた」と強調。今回の再鑑定については「信用できない。20年の月日を経て、資料そのものが劣化したりなくなっている」と疑問を呈した。

 ◇「厳しく受け止める」東京高検
 「このような事態に至ったことは極めて異例。厳しく受け止めている」。東京高検の渡辺恵一次席検事は4日午前10時半、東京・霞が関の庁舎内で開かれた記者会見で語った。

 十数人の記者を前に、渡辺次席検事は意見書について「少なくとも二つの新鑑定のうち一つが刑事訴訟法の定める『無罪を言い渡すべき明らかな証拠』に該当することは争わない」と説明。そのうえで「再審の開始については裁判所でしかるべく決定されたい。(菅家さんについては)検察官において刑の執行停止手続きを取ることとする」と述べた。

 もう一方の鑑定については、まだ最終的な判断はしていないといい「追って意見書を出すことも検討している」とした。【岩佐淳士】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090604k0000e040078000c.html


最近、事件のことばかり書いていますが、やはり、このニュースは取り上げます。

このニュースに関しては、いろいろな記事がありますが、この毎日の記事が、なぜ冤罪になったのかがわかりやすいです。

目に付くのは、相変わらずの自白の強要です。


とにかく、最新のDNA鑑定で釈放されることになってよかったと思います。


このことは、他の冤罪を晴らそうとしている人の希望になると思います。

私が冤罪だと思っているのは、つい最近書いた御殿場事件、他にも最近刑が確定した事件では、和歌山毒カレー事件、高知白バイ事件、仙台筋弛緩剤事件などです。


私ができるのはこうやってブログに書くことくらいですが、無実なのに刑務所に入れられたり、死刑になったりするのはやめるべきです。