ボクを包む月の光(読書感想文) | らら丸のつれづれ日記

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『ボクを包む月の光』 日渡 早紀  白泉社花とゆめコミックス


かの名作、『ぼくの地球を守って』の続編です。


『ぼくの地球を守って』

 かつて、異星の科学者たちが月に渡り、研究を重ねているうちに

 強力な病原菌に感染、死亡。

 その後、彼らは地球に転生。


 主人公の女子高校生ありすも、その一人。

 月基地では、木蓮(モクレン)という名の絶世の美女で

 植物の気持ちと通じ合えるという異色の能力を持つ。

 そして、歌うことによって、その歌声で植物が成長します。

 

 それが、地球人として転生したありすにも、その能力は受け継がれます。


 そのありすにとって、重要な存在となる少年、輪(リン)。

 彼は、ありすより9歳年下の小学生。

 (実はこの9歳年下っていうのも、重大な事件のせいなのだが)

 月基地では、紫苑(シオン)。

 戦災孤児として育ち、とても冷静でさめた目で世の中をみつめています。

 サイキックパワーを持ち、時に危険な思想を持つ。


 紫苑の生まれ変わりである輪は、前世の記憶を思いだすと同時に

 紫苑の危険な思想に支配されてゆき、重大な事件を起こすように・・・


 この話の大きなキーは、ありすの、前世の記憶の覚醒。

 (物語後半まで、前世が木蓮だったと覚醒しない。)


 木蓮と紫苑、二人のお互いへの想いとすれ違い。

 それが、転生したありすと輪によって、初めて明かされてゆきます。


 もうね、本当にロマンチックなのしょぼん


そして、『ボクを包む・・・』は、ありすと輪の息子、蓮が中心のお話。


『ぼく地球』から十数年後の再開とあって、絵がまた、各段と綺麗になってますキラキラ


作者の日渡さんは、本当にネコが好きなんでしょうね。

ネコがめちゃ可愛いですにゃー


キャー(ネコの名前)とヒァー(ネコの名前)の、

巨大化したベッドがあったら包み込まれて眠りたいラブラブ


あ、もちろん登場人物も魅力的ですよあせる


個人的に印象強いのは、カチコちゃん。


超能力者を父に持ち、自分も能力保持者。

芯の強さもさながら、周りの空気をしっかり読んで、自分をおさえたりしちゃいます。

それが、まだ小学生なのだから、泣けるんですよねぇしょぼん


ありすの魅力も、またパワーアップ。

国際的に活躍する歌手になってます。

かつ、植物と通ずる能力もまた保持してます。


本当に優しくて、周りをホッとさせる雰囲気を持った、可愛い女性なんですね。


私自身にも、そういう友達がいます。

過去、三角関係になったことありますが、玉砕汗

いや~、彼女にはかないませんしょぼん

男性にとっても、やはり理想の女性像なんではないでしょうか。


物語のほうは、輪くんがまだまだ活躍してます。

紫苑から受け継いだ能力によって、本人もまた翻弄され・・・


今、コミックスは11巻まで出てます。

12巻はいつ出るのかなぁ・・・待ち遠しいニコニコ




『ボク包』より『ぼく地球』寄りの感想文になってますね(笑)