いじめを受けた側なのに | ひとり立ちできる日まで

ひとり立ちできる日まで

息子は、21歳。小中学生時代でのいじめは、
生き方、性格まで変えてしまうほどのつらい日々でした。
就職したものの、人間不信から、半年で、うつ病再発。
2021年秋からは、就労支援事業所に通所しながら、
再度、社会復帰を目指しています。
母親と、保護猫のブログです

来年、高校3年の息子が卒業したら、

引っ越すことにしました。

 

引っ越し先も、なんとか、決まりそうです。

 

 

今の家は、息子を妊娠中に移り住んできて、

息子が生まれ育った家でもあるし、

私は、老後もここで暮らし、

終焉の地だと思っていました。

 

 

日当たりもいいし、

駅近くで便利だし、

職場に近いし、

この地に引っ越してくるのを待ちに待って、

幸せを感じながら、入居してきました。

 

 

しかしながら、

「いじめ」で、この地を去ることになろうとは

考えたこともありませんでした。

 

私達は、いじめの被害者、被害者家族なのに、

どうして、周りの目を気にしながら、

ひそめるように生活しなければならないのでしょうか?

 

 

息子が小学生の頃、

郵便受けに泥を入れられたことがありました。

 

草むらに上半身裸で立たされ、

蚊にたくさん刺されて泣きながら帰ってきたり、

 

中学1年で、

公園での集団でのいじめでも、

パニックになりながら、泣いて帰ってきました。

 

 

息子にとっては、

自分の部屋だけが、安全な場所。

ドアを開ければ、

恐ろしい世界であることには変わらないようです。

 

マンション住まいなので、

冷ややかな視線を浴びせかけてくる同級生たちもいるのですから、

仕方ないのかもしれませんね。

 

 

息子は、引っ越し後の生活を楽しみにしているようです。

引っ越し先予定の周りは、畑。

人目を気にせず、自由に外出できて、

散歩もできるかもしれませんね。

 

 

いじめを受けて転校した時も、

「どうして私達が転校しなければならなくなったのか」

怒りばかりでした。

 

「どうして私達が引っ越さなければならないのか」

 

 

いじめがなければ、

いじめが私達親子の人生を変えたことは間違いありません。