来年、高校3年の息子が卒業したら、
引っ越すことにしました。
引っ越し先も、なんとか、決まりそうです。
今の家は、息子を妊娠中に移り住んできて、
息子が生まれ育った家でもあるし、
私は、老後もここで暮らし、
終焉の地だと思っていました。
日当たりもいいし、
駅近くで便利だし、
職場に近いし、
この地に引っ越してくるのを待ちに待って、
幸せを感じながら、入居してきました。
しかしながら、
「いじめ」で、この地を去ることになろうとは
考えたこともありませんでした。
私達は、いじめの被害者、被害者家族なのに、
どうして、周りの目を気にしながら、
ひそめるように生活しなければならないのでしょうか?
息子が小学生の頃、
郵便受けに泥を入れられたことがありました。
草むらに上半身裸で立たされ、
蚊にたくさん刺されて泣きながら帰ってきたり、
中学1年で、
公園での集団でのいじめでも、
パニックになりながら、泣いて帰ってきました。
息子にとっては、
自分の部屋だけが、安全な場所。
ドアを開ければ、
恐ろしい世界であることには変わらないようです。
マンション住まいなので、
冷ややかな視線を浴びせかけてくる同級生たちもいるのですから、
仕方ないのかもしれませんね。
息子は、引っ越し後の生活を楽しみにしているようです。
引っ越し先予定の周りは、畑。
人目を気にせず、自由に外出できて、
散歩もできるかもしれませんね。
いじめを受けて転校した時も、
「どうして私達が転校しなければならなくなったのか」
怒りばかりでした。
「どうして私達が引っ越さなければならないのか」
いじめがなければ、
いじめが私達親子の人生を変えたことは間違いありません。