短編ドラマ『死の賛美』を視聴しました。
先に視聴した『ピノキオ』を書きかけてたけど
なぜか『死の賛美』について書きたくなった
ラブコメや復讐要素のドラマ視聴が
続いていたからちょっと違うタイプの
作品を見ようとネトフリの短いあらすじだけ
読んで『死の賛美』を視聴する事に。
短編ドラマなので全3話(約60分/話)と
長めの映画1本分くらいで時間的には
合間に見やすい作品です。
以下、ネタバレに触れてるので
ネタバレ要素が苦手な方はご注意ください。
視聴前に題名で内容を察してました。
ドラマが始まるとすぐに結末を見せてから
ストーリーが展開されるパターン。
早々にトラジックエンドが
分かってあああああ...
始まって数分なのにーーーーっ
視聴する時にちょっと違うタイプをと
思ってた条件にはピッタリ合ってたけど
寝る前に見るのは向いてなかった
不倫なのに美化したドラマにありがちな
感じでストーリーが進んでいって着地点は
分かってるし演技に重点を置いて視聴。
序盤は日本語のセリフがたどたどしくて
キャストが頑張ってるのはわかるけど
演技が入ってこないところが
ちょっともどかしく感じました
ヒロインはソプラノ歌手なのに歌うシーンで
いくら吹き替えでも口先だけの動きが残念
あ、でも映像としては美しかったです
主人公 キム・ウジンを演じる
イ・ジョンソクさんは他の作品の時も
思ったけどシーンに合わせて綺麗な
泣き方をする俳優だなーなんて演技を
観察しながら余裕ぶって見てたのに
ラスト5分くらいで涙腺が緩む
美しいシーンにこだわるなら
イ・ジョンソクさんみたいな演技タイプの
俳優が合うなーとキャスティングに納得。
イ・ジョンソクさんは
努力型の俳優さんなのかな
見られる事を強く意識してそうなのに
それを芝居の中に上手く融和させてそうで
努力で作り上げた演技な感じがしました。
(↑と思ったのは天性の才能型だったら感情が前面に出がちで
映像美はスタッフが作りだしてる気がするからです。)
ドラマを見ているだけでご本人やスタッフの
インタビューとかは見た事がないので
演技についての姿勢を知らないので
勝手な個人の感想ですけどね
ドラマは1921年〜1926年8月と
大正時代の頃が舞台になってます。
祖父母ですらまだ生まれてない...
某魔法使いの物語の“名前を言ってはいけないあの人”も
誕生日設定が1926年12月31日で生まれてない...
『死の賛美』を見てまず思ったのは
生まれた時代が違うから登場人物の
気持ちの理解が難しいなってこと。
結婚は決められた相手と、
独立運動は止められ、
好きな執筆活動は禁止されて
親の敷いたレールを歩くだけの人生って
そんな状況になるのは考えられない
家や親に縛られるのが当たり前の
時代なんだろうけど自分の考えで
生きられないって息が詰まるだろうなぁ
不倫はダメな事だと思うけど昔なら
資産家で政略結婚なら愛人とか
いたんじゃないのかな...
息子や夫に心中されるくらいなら
文章を書く事か愛人を認めてれば...
って思ってしまった
ドラマの最初に一部フィクションって
説明が出てきたから実話に基づいた
ストリートなんだなとは思ってたけど
ドラマ視聴後に色々な人のレビューを見て
韓国では有名な話しだという事を知りました。
韓国では映画や舞台の題材になっていて
シムドク視点が多くウジン視点からの
作品は珍しいってネットで見かけました。
他の作品がどんな描き方なのか気になる...
ドラマとは無関係のKBSのサイトには
実際のキム・ウジンは妻子がいたって
書かれてました
大正時代の30歳前後なら結婚してて
子供がいない方が珍しそうだから
いた方がやっぱりって気はするけど...
妻子の立場を考えると悲恋でも不倫を
美化した描き方ってダメだよなぁって思った
参考情報元:尹心悳 l KBS WORLD Radio
ドラマの中で一つのキーになる
日本人作家【有島武郎(ありしま たけお)】が
心中で死んでたことをまさかの
韓国ドラマで知る
(有島武夫は妻と死別後に出会った女性には夫がいて
女性の夫にバレて金銭要求と訴訟に悩まされて心中したそう。)
近代作家って自殺が多い印象があるけど
心中だったんだ...って驚いた
総合的に見たら普通でありきたりな
ドラマって感じで★★★(3.0)と思うものの
個人的には結構好きです。
シーン毎の映像の見せ方がキレイだからなのか
演出にパク・スジンさんが関わってる作品が
好きな傾向なのかなー
舞台となる時代的に日本=悪という描き方を
されそうな感じがするけど留学中に出会った
日本人との友情や、朝鮮半島の出身者にも
悪人がいるという描き方は良かったです
気持ちを秘めて葛藤してるウジンを演じる
イ・ジョンソクさんの演技が良かった
他作品のいかにもヒーローって感じの
カッコつけた役より素敵に見えて
沼にハマるかと思った
このドラマを見た後、自分の過去の恋愛を
色々と思い出しました。
愛しすぎて苦しい思いをしたのは1回。
でもそれも時間の経過ともに感情も薄れて
今では何であんなに愛してたのか
分からないくらいになっていて
愛してたより執着してたのかなと思う
ドラマでシムドクが愛情はいつか薄れるって
感じの事を言っていて本当にそうだなーって
思うけど、ドラマでは結局、5年後に再会しても
想いが残っていて悲恋に...
年数が経って忘れるどころか想いが深まって
この世で上手くいかないなら一緒に死を
選ぶくらいの愛って凄いなぁと思いました。
(だからって不倫は絶対ダメ)
そんな恋してみたかったなーなんて
【あらすじ】
日本統治時代。東京で出会った天才劇作家キム・ウジンと美声のソプラノ歌手ユン・シムドク。道ならぬ恋に落ちた妻帯者と新女性の美しくも悲しい物語。
【主要登場人物】
キム・ウジン(金祐鎭)
演:イ・ジョンソク
劇作家。
早稲田大学 英文科に留学中、東京で知り合った同友会のメンバーと劇団を作り劇作家として祖国での巡演を行う。
父の反対で作家への道は断念し、卒業後は父の望み通りに木浦(韓国全羅南道西南部)の実家に戻り稼業を継ぐ。
ユン・シムドク(尹心悳)
演:シン・ヘソン
韓国初のオペラ歌手。
ナンパの勧誘で同友会の巡演に参加する事になる。
シン・ヘソンさんは見た事がある気はするけど
何で見たか思い出せなくて出演作を調べたら
知ってるのは『彼女はキレイだった』だけだった
でも、こんな人、いたっけ
思い出せなくて役名調べたらモストで
アシスタントをしているハンソル役の人で
あぁ
結構、メイクと服装で雰囲気が変わる
レトロな衣装が似合う
Teaser Ver.1
https://youtu.be/w6NP59hv9GY
Teaser Ver.2
https://youtu.be/ZAqk5PBqSa4
Preview
https://youtu.be/u3d4Feq_Oo8
OSTは最初にドラマを見ている時には
そこまで印象に残らなかったけど
MVで見ると良い(単純)
OSTの2曲目『Stay with me』を使用しての
MVだけVersion 5 まであった
OST Part 1
タイトル:가슴만 알죠
アーティスト:소향 (ソヒャン)
https://youtu.be/hl9EXRLRZlI
OST Part 2
タイトル:Stay with me
アーティスト:송하예 (ソン・ハイェ)
https://youtu.be/AvokLMVbWjQ
(Ver.2)
https://youtu.be/ppuKhjD26xE
(Ver.3)
https://youtu.be/W4NrnrV0FQU
(Ver.4)
https://youtu.be/HxCyjS1gtMM
(Ver.5) ※セリフ入り
https://youtu.be/Jn31nk-80SM
OST Part 3
タイトル:Falling in love
アーティスト:HYNN / 박혜원 (ヒン/パク・ヘウォン)
https://youtu.be/5x06-82_leg
--- 関連リンク ---
Netflix
※ 2020年4月現在の動画配信サイト
SBS ※外国サイト
(韓国TV局 公式サイト)
YouTube
チャンネル:SBS Drama
再生リスト:He Hymn Of Death|사의 찬미
(韓国TV局 YouTube公式チャンネル)
--- 作品情報メモ ---
原題:사의찬미
英題:He Hymn Of Death
邦題:死の賛美
制作:2018年(韓国)
放送:(2018年11月27日,12月3日,12月4日)
演出:パク・スジン
脚本:チョ・スジン
【主な出演者】 ※役の年齢は韓国式
イ・ジョンソク (キム・ウジン役、25歳/30歳)
シン・ヘソン (ユン・シムドク役、25歳/30歳)
キム・ミョンス (キム・ソンギュ役、ウジン父、59/64)
パク・ソニム (チョン・ジョンヒョ役、ウジン妻、22/27)
キム・ウォネ (ユン・ソクホ役、シムドク父、52/57)
ファン・ヨンヒ (キム氏役、シムドク母、48/53)
コ・ボギョル(ユン・ソンドク役、シムドク妹、21/26)
シン・ジェハ (ユン・ギソン役、シムドク弟、17/22)
イ・ジフン (ホン・ナンパ役、シムドクを誘った人、24/-)
イ・サンヨプ (キム・ホンギ役、シムドク婚約者、-/34)