https://www.cbsnews.com/news/brain-trauma-suffered-by-u-s-diplomats-abroad-could-be-work-of-hostile-foreign-government-60-minutes/?fbclid=IwAR2zagmVVRPtLC6olud9LoBD0-Tj89fCyWGJiUzVmkgTCx8Ydr8igGy3ZHU

 

          

CBS 番組: 60 Minutes 2019年3月17日

海外の米国外交官が被った脳の外傷は外国政府の

仕業である可能性がある

2016年以来、何十人ものアメリカ当局者が原因不明の脳外傷でキューバと中国から帰ってきました。証拠はそれが痕跡を残さない武器を使用した別の政府の仕事かもしれないことを示しています。

                                                 Scott Pelley

 

2016年と'17年に、キューバの米国大使館で働いていたCIAエージェントを含む25人のアメリカ人が、いくつかの回復しない症状の中、視力障害や記憶喪失を引き起こした深刻な脳損傷を受けていました。 またこの後直ぐに、私たちは中国の少なくとも15人のアメリカの役人が原因不明の脳外傷を負ったことを知りました。 FBIは現在、これらのアメリカ人が痕跡を残さないミステリアスな兵器によって攻撃されたかどうかを調査しています。 私たちは何ヶ月にもわたり、海外で国のために働くアメリカ人とその家族をターゲットにする敵対的な外国政府の計画のように思われるものの証拠を集めてきました。

 

 

 

                                        Mark Lenzi 氏  (中国、広州にあるアメリカ領事館で働いて

                                                                いた国務省の警備員)

 

                  ML: 「頻繁に頭が痛いと感じ始めたのは2017年11月でした。

                  頭痛が酷くなり、妻もまた頭痛が始まりました。」

 

                  マーク レンティは、中国、広州にある米国領事館で働いてい

                  た国務省の警備員です。彼と彼の妻は彼らのアパートで奇妙

                  な音を聞いた後に苦しみ始めたと言います。

 

                  ML: 「症状は次第に悪化し、私の頭痛は益々酷くなりま

                  した。」 「私にとって最も心配な症状は記憶喪失です、特に短

                  期記憶喪失でした

 

                   彼は自分の仕事が理由でターゲットにされたと考えています。

                  彼は外交任務に対する電子的脅威を分析するために最高機

                  密装置を使用しています。

 

                   ML:「これは私の隣人と私に対する直接攻撃であったということ

                  は疑う余地がありません。」

 

                   一階上の隣人はキャサリン ヴェルナー(Catherine Werner)で

                                      した。

 

                                     SP: 「その音は小さな音でしたか?」

                    「私にも聞こえるような音ですか?」 

 

                                     ML: 「いいえ。実際にはやや大きな音であり、私は3、4回聞

                                     いたことがあります。同じ場所です。いつも私の息子のベビー

                                     ベッドの上で、そしていつも私たちが寝る直前でした。」

 

 

 

Catherine Werner 氏 

(広州領事館でアメリカのビジネスを推進していた、アメリカ商務省の貿易担当官) 

 

CW:「夜中に目が覚めました。そして、その音を頭の中で感じることができました。両こめかみへの強い圧力を感じたのです。 同時に、低いハミング音を聞きました。そしてそれは振動していました。痛かったので、その音がどこから来ているのかと思って辺りを見回したのを覚えています。」

 

SP: 「体調が悪いと最初に気付いたのはいつですか?」

 

CW: 「2017年10月、体中のいたるところに蕁麻疹が出るようになりました。本当に酷い蕁麻疹でした。毎日頭痛で目が覚めました。また、疲れを感じ始めたのです。簡単なことはするにもとても疲れを感じましたました。

 

SP: 「それらの症状は時間とともに悪化したのですか?」

 

CW: 「ええ、悪くなりました。症状は時間の経過とともに酷くなり、嘔吐したり鼻血で目が覚めたりしました。」

 

彼女によると犬たちも血を吐いていたそうです。キャサリン ヴェルナーは、彼女の病気は中国の有毒なスモッグに関連していると考えていました。彼女はその当時知りませんでしたが、彼女の症状はハバナ(キューバ)のアメリカ大使館職員達がが2016年以来苦しんでいたのと同様のものでした。結果、米国大使館はほとんど閉鎖されています。

 

CW: 「私たちはキューバで何が起こったのか聞いたことがありませんでした。私たちの外交官に対する難聴や攻撃についてのニュース見出しがありましたが、私たちはその詳細を知りませんでした。」

 

キャサリン ヴェルナーは症状がとても深刻になり、彼女の母親が彼女と一緒に暮らすためにアメリカから中国にやって来ました。

 

CW: 「母は私と3ヶ月近く過ごしましたが、その間に彼女もまた酷い病気になってしまいました。私と同じような症状になってしまったのです

 

SP: 「お母さんはどの様な症状になったのですか?」

 

CW:「症状は二人とも一緒で、頭痛とか、耳鳴りです。二人とも言葉を思い出すのに苦労しました。」

 

彼女は自分の経験を報告した後、治療の為に米国へ医療非難しました。米国の機関は調査中ですが、マーク レンティはある見解を持っています。

 

ML: 「これは離れた所から私のアパードを狙った直接攻撃でした。」

 

SP: 「それは武器だったのですか?」

 

ML: 「もちろん、武器でした。」

 

SP: 「エネルギー武器----」

 

SP: 「私たちが話している武器はどのような種類の武器なのですか?」

 

ML:  「それはマイクロ波帯のRF,ラジオ周波数エネルギー武器だと私は信じています。」

    

                                              *(1)

その理論を支持する手がかりは、2014年に国家安全保障局(NSA)によって明らかにされました。このNSA声明は、そのような武器を、証拠を残すことなく時間をかけて敵を弱める、脅かす、または殺す能力を持つことができる「強力なマイクロ波システムの武器」と説明しています。声明は続けて「…この武器はターゲットの居住空間をマイクロ波で浸すように設計されています。」 NSAはこれを、NSAの元職員のマイク ベック氏が提起した労働者の補償訴訟で明らかにしました。

 

SP: 「あなたのキャリアを振り返ってみたとき、それがあなたのパーキンソン病の原因である可能性があると信じるようになったきっかけの事故はあったのですか?」

 

MB: 「ええ。」

 

1990年代、ベックとNSAの同僚が海外に配属されました。数年後、彼らは同時にパーキンソン病を発症したと言います。

 

MB: 「1996年に私の同僚、チャック グッベテと私は敵対的な国に旅行し、そこに約1週間働きました。敵対的な国を特定するようなことは言えませんが。」

 

SP: 「それは今でも機密なのですか?」 

 

MB: 「そうです。」 

 

しかし、その敵対する国とはキューバでも中国でもありません

 

SP: 「あなたと同僚チャック グッベテ氏がこのマイクロ波兵器で攻撃されたと思いますか?」

 

MB: 「私は敵対的な国の情報サービス、彼らが人々に何をしているのか、彼らが何をしてきたのか、彼らのやり方が何であるのかについて、かなり実際的な知識を持っていました。」

 

マイク ベックは、最近、より多くの機密情報がが出てきていると言い、彼は議会の捜査官との機密説明会で情報を共有したそうです。

 

SP: 「マイク、これらのことは全て機密なので、詳細について議論することはできません。しかし、あなたの意見では、あなたが下院および上院諜報委員会の職員に説明した新しい情報は、キューバと中国で起こったことと何か関係していますか?」

 

MB: 「キューバと中国の事件に関連しています。」

 

ベック氏が自分に起こったと言っていることが、中国とキューバで負傷した少なくとも40人のアメリカ人に関連していることを誰も公式に確認していません。

 

ベック氏がパーキンソン病に苦しむ一方で最近の患者は同じ種類の症状に対し、医者が脳震盪から来ると予想する症状の治療を受けています。 Teena Shetty博士はマーク レンティの神経内科医です。

 

Dr. Teena Shetty:  マークは最初、頭痛、記憶喪失、睡眠障害、感情、そしていらいらの症状を報告していました。

 

SP: 「あなたは初期の頃、それをどう思いましたか?」

 

Dr. Teena Shetty: 「とても驚きました。」 「彼はいかなる外傷の既往歴もなかったし、頭への打撃もありませんでした。頭部外傷の脳損傷がないのに軽度の外傷性脳損傷の特徴である諸所の神経学的症状の報告してました。」

 

正確に彼らの脳がどのように傷つけられたかは、ペンシルバニア大学(脳傷害と修復のためのセンター)での研究課題です。 Dr. Shetty自身はその研究チームには入っていませんが、マーク レンティは彼女の患者です。


Dr. Teena Shetty: 「彼は多くの脳神経経路に影響する症状があったので、広範囲に及ぶ脳神経経路の機能的な脳障害を引き起こす何かが起こったのだと推測します。」

 

Dr.Teena Shottyが述べていることは、ペンシルバニア大学の研究によってこれまでに発表された発見を反映しています。

 

 

                                        Mike Beck氏 (元NSA職員)

 

* (1) National Security Agency (国家安全保障局)

       非機密文書/公式使用のみ

 

国家安全保障局(NSA)は、ベック氏が1990年代後半に旅行した敵対国を、証拠を残すことなく敵を時間の経過とともに弱体化、威圧、または殺害する可能性がある強力なマイクロ波システム兵器に関連付ける2012年からの諜報情報があることを確認しています。 2012年の諜報情報は、この武器がターゲットの居住空間を神経システムに損傷を与え、多くの身体影響を及ぼすマイクロ波を浴びせるよう設計されていることを示していました。国家安全保障局は、そのような兵器が存在していて、それが1990年代後半に敵対国と関連していた場合、ベック氏に対して使用された、または使用されなかったという証拠は持っていません。