音楽に身を委ね、
音楽の一部となって、
感じるままに、
人の心に届く踊り。

 

エジプト レジェンドダンサー Soheir Zaki

 

 

 

彼女にとって踊りとは、何かを誇示するためのものではなく、
音楽と呼吸を合わせ、感情が自然にあふれ出る行為だった。
 

Raqs Sharqi (Belly Dance) is the way for the body to smile.
(ラクス・シャルキ〈ベリーダンス〉とは、身体が微笑む方法だ)

――Soheir Zaki 1960年代のテレビインタビューより
(Dr. George Sawa による引用)

 

その言葉どおり、彼女の踊りは力むことなく、 

音楽に溶け込み、観る人の心に届く。

 

 

EGYPTIAN BELLYDANCE SUHEIR ZAKI - AHLAM SUHEIR OPENING DANCE 1991

 

 

サダト大統領は彼女にこう語ったという。

You are the Umm Kulthum of dance.
As she sings with her voice, you sing with your body.


(あなたはダンス界のウム・クルスームだ。
彼女が声で歌うように、あなたは身体で歌う。)


――Habibi Magazineより

 

「あなたはダンス界のウム・クルスームだ」と称されたように、

 彼女は身体で歌った。

 

歌うように踊る

 

 


自然体で踊ること。
それは、音楽の一部となり、
感じたままを正直に表現することなのではないかと、
私は思っている。

敬愛するダンサー達のように、
私もまた、そんなダンサーを目指している。

 

 

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旧年中はいろいろとお世話になりました。
皆様のご健康と、平和、愛、そして喜びをお祈りしております。

 

昨年の秋ごろから、ようやく心身に余裕が出てきて、
いつものベリーダンスのレッスンに加えて、
イタリア文化を学び始めました。

まだ始めたばかりで、わからないことだらけですが、
ダンスと通じるものを多々感じることがあり、
これはダンスにもきっと活かせそうだな、と思いながら楽しんでいます。

新しいことを学ぶと、自然と初心に戻れますね。

 

大切なのは「基礎・基本・自然体(リラックス、力を抜く)」

今年はダンスとイタリア文化、二刀流で、
より一層充実した一年にしていきたいと思います。

 

 

 

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

世界的な名バレリーナ、アンナ・パヴロワ

 

(出典 ウィキペディア )

19世紀末のロシア、幼いアンナ・パヴロワは『眠れる森の美女』に魅せられ、踊りに人生を捧げることを誓いました。


華奢な体を武器に独自の表現を磨き、代表作『瀕死の白鳥』で世界を魅了。
 

Anna Pavlova as The Swan 瀕死の白鳥

 

命の儚さと美を舞に込め、人々の心を掴みました。
 

 

1983年の伝記映画『パヴロワ』では、ガリーナ・ベリャーエワが白鳥の最期を見事に再現し、観客を深い感動に包みます。

 

Pavlova 1983 DVD Clip 01

 


そして日本でも、坂東玉三郎の『鷺娘』は、この『瀕死の白鳥』から着想を得たと言われています。
同じく1983年、ニューヨーク公演で玉三郎が『鷺娘』を舞った際、観客はそれを「日本の瀕死の白鳥」と称賛しました。

 

鷺娘

 

 


白と静寂の中で、命の終わりと美の永遠を描く――

私の支配すべきは、人々のハートなのですI must rule the hearts of people)」by  Anna Pavlova

 

この言葉には、彼女の生き方そのものが滲んでいます。
 

観る人の心と、踊り手の魂が一つになっていく瞬間。
それこそが、踊る者にとっての究極の目標なのかもしれません。

多くのダンサーは今日も、その一瞬を求めて踊り続けているのでしょう。