創られた命。
創られた身体。
いつ消失してもおかしくない、実験体の私。
同じ境遇の、姉妹もたくさん居る。
実験体の私達。
けれど、施設内は自由に過ごせる。
危害を加えなければ、研究者や創造者…マスター…とも交流する事が出来る。
とは言え、マスターはほぼ私達が入れない部屋に居るから、あまり会う事はない。
けれど、私達に一番優しいのもマスターで。
一人一人の誕生日を覚えてるし、消失したら悲しんでくれる。
研究者は、そんな事しないのに。
だからか、マスターが部屋から出てると、私達の誰かが近寄ってたり、囲んでたりしてる。
ヒトの中では一番人気がある。
研究者は、私達をマスターの様には考えてないから、当然の話だけれど。
最近、私は調子が悪くなってきてる。
きっと、消失の時期が近いのだろう。
たまたま、マスターにその事を話すと、謝られた。
研究が足りない、力不足、そういった言葉ばかり。
私は、マスターに創られたけど、何不自由もなく、私なりに幸せだった、と告げる。
それは本心であり、伝えたかった。
たとえそれが、自己満足だとしても。
私がゴーストで、マスターがユーザで…なんて考えた事もあったな。
何種類かの立ち絵と、口調と進行具合と、○日経ったらキャラリセットして、
リセットされる度に日数増えたりとか。
全体的に技術が追い付かないので、作れないから考えただけだけど。