「…暑いネ。」
ぱたぱたと下敷きで扇いでいる。
それでも我慢できないのか、たまにシャツの胸元に風を入れようと動かしている。
「何、見てルですカ。…あぁ、ワカりまシタ。全く、下心が見え見えデス。」
視線に気付き、胸元を隠す仕草をする。
が、すぐに下敷きをぱたぱたする動きに戻る。
「ナンでこんなニ暑いデスか…。」
汗がじんわりとにじむ。
彼女のシャツも若干の湿り気があるのか、肌に貼り付いてるヶ所がちらほらと見える。
試しに、彼女に向かって下敷きを扇いでみる。
「おー…涼しいネ。もっとするデス。」
イライラしたような顔はどこへやら。
ニコニコと笑い、扇ぐのを要求してくる。
仕方なく、この休憩時間中はずっと、彼女を扇ぐ召し使いになった。
スーパーの冷房に慣れると外がめちゃ暑い。
あと、ホムセン行ったらセールしてて、ワゴンにDVDの劇場版Zガンダムが、1本500円だった。
三部作が最低でも1枚ずつあったから、1500円で全部見れるよ。
なんとなく、まどマギ買ったけど。