後ろからちょこちょこ付いてきて
恥ずかしそうに声をかけてきた
彼女と向き合い
手を差し出す
彼女は更に顔を真っ赤にする
顔を横に激しく振る
そんな恥ずかしがり屋な彼女は
今日も僕のシャツの裾を掴んで
斜め後ろで一緒に歩く
そんなんでも
会話はできる様になってきて
初めは彼女は殆ど話せなくて
徐々に慣れてきたのか
ポツポツと話せるようになって
そんな事を考えながら歩いていると
急に後ろに引っ張られた
何かと彼女を見ると
立ち止まって何かを見ている
視線の先には彼女の好きな甘味処
食べてく?
視線そのままに顔を横に振る
じゃあ行くよ?
彼女は動かない
少しの間があった後
彼女に軽くデコピンをする
おでこを抑えて上目でこちらを見る
目が合ったので、彼女は少しして目と顔をそらす
僕は彼女の頬をつまみ
僕の顔の方に強引に向けた
目線を合わせないように彼女はするが
顔は固定されているので
どうしても僕の顔を視界にとらえてしまって
徐々に顔が赤く染まるのを見て
食べに行くよ
縦に振らせ
手を離す
頬を抑えてから
身体をトントンと叩いてくる
余程恥ずかしかったんだろう
軽く彼女の頭を撫でて
2人で甘味を満喫した