妹「遅かったね、おにぃ。」 | らきあの自由帳

らきあの自由帳

伺かとSS的な何かとマイナス思考と適当なところ

※相変わらず適当
※今回はいつもの展開にはならない
※グロテスク表現あり…だと思う




※絶対に真似はするな













兄「あー、悪い。友達と遊んでてさ。」

妹「…連絡くらいしてくれたって良いじゃない。」プンプン

兄「そんなに怒るなって。」

妹「……友達って、男友先輩?」

兄「まぁ、そんなとこ。」

妹「ふぅん……。」

妹(嘘吐き…)

兄「で、飯出来てる?」

妹「うん。荷物置いたらささっと食べちゃって。」

兄「ほいほい。」スタスタ

妹「……あの女か。」ボソッ




妹「あの女の何処が良いんだろ。」ゴロゴロ

妹「確かに、あの女は美人だし物腰も柔らかいけど…。」

妹「でも、あの女よりおにぃには私の方が良い、絶対に。」

妹「……おにぃは私しか見れなくしないとダメか。」




兄「おっす。」

男友「よう。今日も妹ちゃんと一緒に来たのか?」

兄「まぁな。」

男友「本当、妹ちゃんは兄の事好きだよな。」

兄「それはないだろ。」

女「でも、仲が良いのは羨ましいわね。」

兄「そんなもんかねぇ…。」

男友「さーて、あとは仲睦まじいお二人に任せますかね。」ニヤニヤ

兄「ばっ……お前何言ってんだ。」アセアセ

女「あら、その反応だと私の事嫌いになったのかと思っちゃうわ。」クスクス

兄「女も、からかわないでくれよ。」

女「ふふっ、だって、困った顔した兄君は可愛いもの。つい、ね。」




妹「……。」イライラ

女友「妹ちゃん、どうしたの?」オドオド

妹「あの女、今頃おにぃと……」ブツブツ

女友「妹ちゃん怖いよ…」ビクビク

妹「あ、ごめん。…何だったっけ。」

女友「あ、うん。…ちょっと教えて欲しいな…。」オドオド

妹「うん、いいよ。」




妹「おにぃー!」タッタッタ

兄「妹か、どうした?」

妹「一緒に帰ろうかなって。」

女「あら、なら私はお邪魔かしらね。」

兄「いや、そんな事無いよ。……妹も、良いよね?」

妹「うん、別に良いよ。」

妹(良い訳無い、早く消えろよクソ女)イライラ

妹(そんな事言ったら、おにぃに嫌われちゃうから、言えないしなぁ。)




女「じゃあ、私はこっちだから。」

兄「あぁ、また学校でな。」

女「妹ちゃんも、またね。」ニコニコ

妹「はい、またです。」

妹(おにぃ、楽しそうに話してたなぁ。)

妹(けど、おにぃは私だけを見てくれないと…)

兄「ん、どうした?ボーっとして。」

妹「あ、ううん。なんでもないよ。」

妹(やっぱりあの女、邪魔だな…。)

妹(……そっか。アイツを消せば、おにぃは私を見てくれるじゃん。)

妹(なんで気付かなかったんだろ。)






妹「おにぃ、一緒に帰ろ。」

兄「悪い、ちょっと用事があるから遅くなる。先に帰ってて。」

妹「うん、わかった。」

妹(ま、予定通りだね。あとは……)

女「お兄さんの代わりと言ったら変だけど、一緒に帰る?」

妹「あ、はい。」

兄「悪いな、女。じゃ、急ぐわ。」

妹「気を付けてね。」




女「妹ちゃんも、頭良くて羨ましいな。」

妹「でも、女さんも才色兼備じゃないですか。」

女「そんな事無いよ…」テレテレ

妹「あ、そうだ。もしよければ家に来ます?色々お話したいです。」

女「うん。構わないよ。…お兄さんの事?」

妹「それもありますけど、個人的な興味も、です。」





女「お邪魔します。」

妹「私の部屋で良いですよね、汚いですけど。」

女「お兄さんの部屋でも良いよ。」

妹「流石におにぃが怒るから…」イラッ

女「冗談よ、冗談。」クスクス




女「綺麗に片付いてる部屋じゃない。」

妹「適当に寛いでてください。飲み物取ってきます。」

妹(あとはコレを飲ませば…うふふ。)

妹「はい、どうぞ。」

女「ありがと。それじゃ、遠慮なく。」ゴクゴク

妹「外も暑かったですし、どんどん飲んで下さい。」ニコニコ

女「そういえば、妹ちゃんはお兄さんの事について何が聞きたいの?」

妹「やっぱり、女さんと仲良いから、その……」

女「あはは。そういう事ね。……あえて、まだ、とだけ言っておこうかな。」

妹「まだ、と言うと?」

女「私はお兄さんが好きだよ。でも、まだ言い出せずにいるから…。」

妹「なるほど…。でも、おにぃ鈍感だから。」

女「…みたいね。今度、ちゃんと言おうかなって……あれ。」

妹「どうしました?」

女「なんだか……急に…眠く……。」バタン

妹「………寝たか。」ニヤニヤ

妹(この女を例の部屋に運んで…)ズルズル

妹(来た痕跡を無くして、掃除して……)





兄「ただいま。」

妹「おかえり、おにぃ。」

兄「晩飯なに?」

妹「あとお肉焼くだけだよ。」

兄「わかった。着替えてくる。」

妹(……肉、をね。)ニヤニヤ





妹「~♪」

女友「妹ちゃん、ご機嫌だね。…良い事あったの?」オドオド

妹「うん。まぁね~。」

女友「そ、そうなんだ…。」ビクビク

妹「…前から思ってたんだけど、私怖いかな?」

女友「ううん!…私、人見知りしちゃうから、仲良くなっても緊張しちゃうの。」オドオド

妹「そっか。ちょっと気になってたんだ。」

女友「うん…ごめん。」ビクビク




妹「ただいま。」

兄「……おかえり。」

妹「おにぃ、どうしたの?」

兄「女が家に帰ってないらしいんだ。心配でさ…。」

妹「…そっか。心配だね。」






女が居なくなってから、1週間が過ぎた。




兄「ホント、何処に行ったんだ女…。」

妹「おにぃ、女さんの事……好きだったの?」

兄「好きだよ。…いつ言おうか悩んでた。」

妹「そっか…そうなんだ。」シュン

兄「…悪いな、飯時に暗くなる話しちゃって。」

妹「ううん。……女さんも、おにぃの事好きだって言ってたよ。」ニコニコ

兄「そっか…そうだったんだ。」

妹「……女さんに会いたい?」

兄「……知ってるのか!?」

妹「うん。」

兄「どこに居る?」

妹「うん、いいよ。…ついてきて。」ニコニコ



兄「…地下室なんてあったっけ?」

妹「おにぃは知らないよね。おにぃは普通に生きてきたんだから。」

兄「…どういう意味?」

妹「そのままの意味だけど。…この部屋に居るよ。」ギギギ

兄「女…!」ダッ

妹「…ま、正確には女の頭部、かな。」バタン

兄「……うぇっ」ゲロゲロ

妹「おにぃ汚い。もう死んでるよ。でも、おにぃの中では生きてるんじゃないかな。」ニヤニヤ

兄「なんで…こんな…」

妹「女も、おにぃの中なんだから嬉しいと思うよ。」

兄「どういう…事…だよ。俺の中、ってどういう……」

妹「美味しかったでしょ?…この1週間、肉ばかりで。」ニコニコ

兄「……肉?まさか…」

妹「この女のだよ。色々な場所から削ぎ落としてね。声が煩かった。不必要な所は捨てたよ。」

兄「うっ…うぇっ…」ビチャビチャ

妹「もう、せっかく食べたのにダメじゃない。…女も悲しむよ?」

兄「なんで…なんでこんな事…」

妹「おにぃが私を見てくれてればこんな事にはならなかったんだよ。私だけ、ね。」クスクス

兄「狂ってる……。」

妹「あはは………あっはっは!何を今更。」

妹「私は最初から狂ってるんだよ。両親から愛情を貰ったおにぃとは違う。」

妹「ね、おにぃ。簡単な事だよ。おにぃは私だけを見てればいいの。」ギュッ

妹「私はこの愛し方しかわからないの。だって、親にされた事だから。」

妹「痛かったし、辛かった。でも、おにぃに言ったら何されるかわからない。」

妹「耐えたよ。いつか助かるって。そんなある日、その機会がきた。」

妹「無我夢中だったから覚えてないけどね。気がついたら死んでた。」

妹「死んでるのを見て、何の感情も沸かなかった。そこで気付いたの。私、狂ってるんだなって。」

兄「……。」

妹「ごめんね、色々と一気に話しちゃったからわかんないよね。」

妹「大丈夫だよ、時間はたっぷりあるんだから。」

妹「大好きだよ、お兄ちゃん。」
















妹ヤンデレ。
個人的には、妹と女のやり取りをもう少し書きたかった。

簡単に言えば、女が気付いた後の妹との会話、削いでる最中だとかね。

妹は兄が大好きです。
そして自分は歪んだ愛情表現も好きです。


けど、やっぱなかなか濃いの書くと色々とね…。一応、ある程度抑えたつもり。