ピアノのレッスン② | 雪上の足跡

雪上の足跡

降っても融けても消える、はかないメモリー

子が夏にちょっとだけ遊んだスーパーマリオの

曲を弾きたいと言うので、

初心者用に編曲されてる楽譜を見つけ。

定番、海面、地下、エンディングテーマと。

毎日5分、10分。日によってそれを何回か、

気まぐれで繰り返し弾いている。

 

弾けてないところ私が左手こうだよと教えても、

「知ってるよ」と手を振り払ったり、

教わる態度が悪いが、改善したい気持ちは

あるらしく、あとでこっそり試してみたり。

 

私がもう一回繰り返してみてと言っても、

聞かないことが多いが、先生が言うとやる。

だから、指導は先生に頼んで、私は子から教えてと

言われた時だけ口を出すようにしている。

 

もちろん60分も集中していられる筈がなく

ふざけだすが、リズムの練習とかテーマを変えると

それに応じるので、先生からは相対的に

聞き分けのいい子だと言われる。

左右で違うリズムを奏でるのが苦手だが、

両手でマリオを弾けるようになりつつあり。

 

そして、

「この曲やってみたらどうかしら」と

先生が私に楽譜を4枚送ってきた。

スマホでメロディーを聞かせてくれる。

映画「アメリ」の曲らしい。

(えぇ?!きれいだけど面白みのないメロディー…。

 いやぁ、子が好きなタイプの曲とは言えないし。

 左手届かなそう、弾けなそう、園児でっせ。

 ってか、ブンブンブンハチが飛ぶとか

 どんぐりころころとかじゃなくて??)

頭の中には無数の「無理だろ」サインが

グルグル回る。

向こうで子も漏れ聞いているが、

特に反応なく。

 

しかし、やりたい曲だけやればいい

というものでもないし、

先生は自分が指導できると思って

推薦しているのかもしれないし……

(あまり深く考えてなさそうでもあるが)

私が却下して可能性をもぐのはよくない。

 

「やってみましょう」と先生に答え。

まずは、耳慣れさせるためにチョイチョイ

この曲を流すことにした。

子はやっぱり興味がないみたい。

 

私が昔やったジムノペディを

つっかかりながら弾いたら、

後になって子が真似してメロディを

弾いたりしているので、

まずは私がアメリを弾けば、

子も付いてくるかもしれない・・・