雪上の足跡

雪上の足跡

降っても融けても消える、はかないメモリー

「1年生に成績は付けません」の意味を、

2年生になった今、思い知らされている。

あんなに伸び伸びと過ごせた日々を。

夏休み直前に1‐3回小テストをして

自分で手書きで成績を書いた程度だった。

 

 

 

前も書いたが、2年生になって、

気まぐれに5段階の成績が通知されてくる。

1は使わず、2は落第に近い、最悪の評価。

 

担任曰く、

「(9月)3週目からは2も含め評価します。

 これは私がより厳しくなったとか優しいとかではなく、

 通常の教育プロセスが始まるということです」

 

一番悪い”国語(ロシア語)”の成績。

ある日「国語で3の評価がつきました」

と通知が来て、学校アプリを開くと、

この日11人、34%が3だったと表示されてる。 

先生からのコメントは、

「ノート。丁寧に書きましょう」

クラスの結果は、32人中、5が2人、

4が11人、3が11人、2が8人。

 

さらに成績分析が表示される。

これまでの獲得点数:3,5,3,4。

1学期(この3週間)の平均:3.75。

クラス平均と自分の推移のグラフもあり、

クラス内順位がドーン。

8番(人数で見ると16位)。

勝手に表示される。

目標は5。

今3.75で、4.51が必要。

(四捨五入で5になるってこと?)

これから“5を7回取れ”ってことらしい。

 

例えば、書き取りの小テストは、

ノートにペンで書く。修正液は使用禁止。

書き損じは斜め線で上に正しいのを書く。

間違いがなく、修正跡が1つなら5。

4は1ミスと1修正跡。

3は2ミスと1修正跡。

2は3以上のミス。

修正跡2つで1ミスに変換されるらしい。

 

子のノートを見てみると、

2ミスと3か所「汚い(Грязь)」、で3。

汚いところが目に付きすぎたのか、

иをыと修正した跡はカウントされてない…。

 

日本なら書き損じても消しゴムで消して

キレイに書き直せば許されるのに、

正しく書き直しても2ヵ所うっかりすると

5にはならない。

 

容赦ない。

 

もちろん、総合クラス順位もドーン。

15番目(人数で見ると20位)/34人中。

 

 

毎日のように主要5教科(算数、国語、

文学、環境(社会&理科)、英語)の評価がつき、

順位も変動していく。

 

正直、こんなの知りたくない。

見ればつい子に発破をかけたくなるじゃないか。

学期末の通知表で十分だよ。

進学校でもない、一般の公立小学校の小学2年よ。

 

ある朝。

子「ママ、この間体操着に着替えるのが

  遅くて怒られた(不満そうに)」

私「そりゃ、体育館に行かなきゃいけないから、

 休み時間中にさっさと着替えて

 移動してないとまずいんじゃないの?」

子「ううん、教室からみんなで移動するの」

私「そうなの?体育館ってどこにあるの?」

子「2階」

私「同じ建物の3階から2階へ移動するのに

 体育の先生が先導してみんなで移動するの?」

子「そう」

私「それで1人だけ着替えるのが遅かったの?」

子「うん」

 

敢えて聞かなかったけど、

クラス全員5で、子だけ4だった日の

出来事なんだろう。

体育、音楽、図画、工作は

毎回出席者全員に5が付いている。

そういうところで無駄に4とか取るなよ

って、言わないけど思っちゃう。

いや、思ってることはいつか言っちゃう。

 

だからこんな詳細な成績分析は

要らなくない?

 

 

 

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音楽理論1回目の授業は音程について。

宿題は、名称を覚えること。

1度、2度、3度…が:Прима(プリマ),

 Секунда(セクンダ), Терция(テルツィァ),

Кварта(クヴァルタ), Квинта(クヴィンタ),

 Секста(セクスタ), Септима(セプティマ),

 Октава(オクターヴァ).

それから、教科書の4行詩を覚えること。

 

なぜか宿題を手伝おうとした夫のスイッチが入る。

ピアノで曲を弾きながら

「この曲はСекунда(2度)が主題だね。

 音程がわかると・・・。

 この作曲家はТерция(3度)で・・・・。」

夫は音楽学校を卒業しているので、理論はお手の物。

傍で聞いていて、何の話かさっぱり。

子は「ふーん」みたいな顔で聞いている。

 

2週目の宿題。

「2.不完全協和音の度数を色分けし、

ローマ数字でラベルを書きなさい。

矢印を使って、それらを完全協和音に

移行するよう示しなさい。」

 

なんじゃこりゃ。

小学2年生、8歳。だからなんだ。

教えれば、わかるようになるのか?

 

作業ノートは2冊購入が指示されており。

2冊目の2問目。

「以下の音の度数をラベル付けし、

 キー記号を記入しなさい」

 

高校の音楽の授業でこんなのやったっけ?

 

さらに、

「106番を指揮しながら歌詞付きで歌う。

 107番、281番を指揮しながら歌う。

 !106番は自力で五線ノートに

 ト長調へ移調したものを書くこと!」 

 

一回の宿題の量として、多くない?

私も小学生の頃ピアノに通って、

作業ノートのようなのはたまにやったけど、

こんなのはなかった。

日本の音楽家も幼少期にこれやってるのかしら?

 

ピアノのレッスンも、9月末に2曲、

10月にも3曲の試験があるらしい。

子の話では、レッスン室へ行くと、

年上の子供達が終わるのを待つことになるのだが、

どの子もその場で楽譜を見ながら弾き、

家で練習してないのがバレバレで

先生に怒られているらしい。

家では週10時間練習するよう課せられているけれど、

1日1時間半、みっちりやる子は少ないだろうな。

 

子はかろうじて毎日ピアノに触るものの、

最小限で済ませたそうな気配がプンプン。

嫌々でも練習していった時は先生が

褒めてくれたりするので、それは嬉しいらしい。

 

音楽専門小学校、凄まじい。

 

 

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日本の小学校では考えられないだろう。

新学期が始まったのに、時間割が共有されない。

毎日夕方になって、ようやく

担任が明日の時間割を書いてくる。

学校ポータルにも翌日分だけが20時前後に現れる。

日曜日、月曜日の時間割がわからない。

19時に担任が一週間の暫定時間割を送ってきたかと思うと、

20時に学校ポータルに別の時間割が現れ。

二つの時間割が合致していない。

どういうこと?

 

昨年は、1時間目と2時間目の間に朝食(無料)があったけれど、

2年生になると2時間目と3時間目の間に移動した。

これまでは朝は水だけ飲ませて送り出していたけど、

さすがに、10:15⁻10:35の朝食まで空腹は気の毒なので、

家で朝ご飯を食べてから出かけるようにした。

 

ところがその学校の朝食も、ロシア風クレープやら

粥、オムレツなど日替わりで温かい食事が

出るにも関わらず、子は

甘い紅茶とパン2枚しか食べない。

「おいしくないから食べたくない」らしい。

いただけるものはいただきなさい!と言っているのに。

いっそ朝食を出さずに送り出してみるか…?

 

2年生になると、学校の宿題や成績がポータルで

管理されるようになる。

学校の出入りが通知されるのはもちろん、

日中、スマホにポンポン通知が来る。

「算数で5の評価がつきました」

「文学で4の評価がつきました」

ロシアでは授業中の応答や態度で5段階評価が付く。

大抵4か5。1はまずなく、2が最悪(落第相当)。

 

そんな中、

「ロシア語で3の評価がつきました」

(えっ、3??かなり悪いじゃん。なんで?)

先生のコメントを見てみると、

「работа в тетради. (ノートの作業)」

ノートに書いた文章が赤で修正されており、

間違いが多かったかららしい。

 

しかも、評価は全員につくのではなく

当てられた人とか先生がチェックした人だけ。

今日は誰が評価されるかわからない。

 

文章を書いている間にも、また通知が。

「体育で4の評価がつきました」

体育の授業で20人が「5」なのに、

一人だけ我が子が「4」になっている。

(クラスは34人だけど…)

どういうこと?

 

帰ってきたら、子に聞いてみるか…

この謎の評価システムにまだ慣れない。

こんなことにいちいち動揺するのも嫌だ。

そして何より、子を糾弾するのもいやだなぁ。

知らんぷりして子から話してくるのを待つか…

(待てるか…?)

 

音楽学校のピアノの授業は、各生徒の学校や

理論、合唱との兼ね合いで先生が時間を決める。

その結果、提案されたのは

土曜12時半と火曜13時か20時。

13時は学校が5限目まであるので間に合わない。

(えっ、20時?そんな遅い時間のレッスン??

 学費無料になったから仕方がないのかな…)

と思っていたら、月曜18時に変更になった。

まだ確定ではないけれど、

暫定的にそういうことになった。

 

掲示板を見ていたら、今年度の募集要項が貼ってあって、

ピアノ科は8人の枠があった。

ところが結果は40人受験して合格者4人。

点数が足らなくて落とされているようだ。

結構きちんとリズム感や才能を見ているらしい。

枠があっても8人受け入れてくれるわけではないのね…。

 

今朝の気温8度、体感温度4度。最高気温でも14度。

数日前から涼しくなり、

昨日は欠席が多く、隣の子も休んだそう。

うちの子も鼻声っぽい予兆がある。

ズボン下のタイツのようなのを履かせ、

冬のコートを着せ、帽子を被らせる。

 

 

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新学期まであと一週間。

担任から連絡があった。

「英語の教師が授業でこの教科書を使います。

 まさにこんな見た目です。

 今日、実際に見てきました。」

 

8分後、1人の親が親切な補足投稿をし、

保護者チャットが大混乱

 

親A「私のようにわからなかった人の為に:

  この本は各親が自分で買ってください。

  英語は教科書だけが配られます。

  このワークブック⁻2は配布されないので、

  自分で手配しましょう。それぞれが自分の子供に」

 

…ああ、担任の投稿はワークブックだった。

ただの教科書の紹介かと思って、わからなかった。

 

保護者達の疑問が止まらない

 

親B「ワークブック⁻Starter(1)から始めないの?」

親A「私も困惑してるの。うちは0から始めるから」

親B「クラスのみんながアルファベットや

  基本的な単語を知ってるとは思えないけど。

  こんな構文はもちろんのこと…」

親C「年上の子供がいるママさん達から聞いたんだけど、

  ほんと、2から始めるんだって。

  ロジックはない。そういうプログラムだって」

親D「そう、Starterなんてないわ。

   すぐ『unbrella』を読むのから始めるのよ(笑)

   っていうか『テキストを読みましょう!』からね」

親C「Starterを自分用に買ったの。

  夏の間勉強させようと夢見て。

  でも、それにもアルファベットはなかったの」

 

親Dがworkbook-2のpdfを共有

(教科書、最初の1⁻2ページ)

 

親D「アルファベットだって役に立たないわ。

  ほら、これがそのworkbookよ。

  どうぞご自由に驚いて(笑)

  娘が昔同じ学校の違う指導要領で

  全員1年生からアルファベットやったけど、

  特に助けにはならなかったわ」

親E「なんて酷い。本当に」

親D「英語の専門家の多くは、小学校前に

  準備するべきだって言ってる。

  じゃないと、ストレス以外の何物でもないって。

  先生が9月から『聞き取り』させなきゃ

  いいんだけど」

 

親B「この件で先生に相談できないかな?」

親D「教育指導要領がこうなってるから、

  他のプログラムはないのよ」

 

焦る親たち

 

親F「ヤバいって。うちは夏の終わりに

  ちょっとだけ英語を始めてみたの。

  アルファベットを全く知らない、

  読めない子供たちはどうすればいいの?」

親D「子供と一緒に座って、教える(笑)」

親G「うちは始めてもないの。私はナイーブにも、

  アルファベットの歌から始まると思ってました。

  今どうしたらいいか考え出したところです!

  でも、これはもちろん控えめに言っても間違ってるわ。

  本当に疑問よ」

 

親F「つまり、これについては何もできないし、

  誰かと相談したりするのも選択肢にはない、

  ということで合ってますか?」

親D「たぶん無理だと思います。

  『自分で何とかしろ』って選択肢しかないです」

 

クラスの英語レベルは?

 

親F「ところで、クラスでは、もう英語が読める子

  のほうが大多数なんですか?私達みたいなのが

  沢山いるのか、いないのか、知りたいんだけど」

親H「うちの子は読むけど、直感だから、

  いつも正しいわけじゃないの。

  家庭教師はつけず、Duolingoで」

親C「うちのは読めない、時々ブロガーのを

  聞いてるぐらい。ほとんど0。

  でも、このことは知ってたから、

  新学期始まってから対応を考えるわ」

 

親B「統計を見れば明らかですよ。英語の時間は

  他の新しい科目のためにかなり減らされました。

  みんなわかってるんですよね…」

 

(教科書3⁻4ページ)

 

「なにそれ」とはこのことよ。

事前に知っていれば、夏休み中にやらせたのに…。

計算や漢字は少しやったけど、

自分が伸び伸びしていたら、

子も伸び伸びすることになって、

予習はあまりできていない。

 

ロシア人は英会話が上手な人が多いから、

特に心配してなかったけど。

むしろ、1年かけてロシア語のアルファベット

やってたのは、正しかったんだろうか。

さっさと単語を読ませる方が

理にかなってたりして…??

 

新学期はどうなることやら。

 

 

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誰にも確認してないけど、どうやら

4年間はクラス替えもないらしく、

担任も4年は持ち越し。(席替えもあるのかなぁ)

特段の緊張感もなく、3か月と1週間の夏休み後、

子はまた同じ環境に通うのだ。

 

7月後半にクラス代表ママから連絡があった。

次の学期に向けて、必要なノートや補助教材を

購入するようにーーーという内容だ。

親A「共同購入にしませんか?」

代表「今年はその案は遠慮します。

  前回、大量に購入しただけでなく

  通年で保管しなければならなかったので。

  誰か全員分買う用意があれば、連絡ください」

 

…ですよね。先生から連絡来るたびに30人分を

学校に持っていく手間を考えると、

微々たる割引のために引き受ける人はいない。

 

その連絡はWhatsAppとTelegramの両方で来たのだが、

親B「Maxにも送ってくれませんか?

  WhatsAppは全員が使えるわけじゃないので」

代表「多くの親はTelegramをやっています。

  Maxは担任を含めたグループで、

  書き込めるのは担任だけです」

親B「そのグループに書き込むことはないですけど、

 TelegramとWhatsAppが動作しない人も多いでしょ」

 

確かに、私もTelegramはVPNを使わないと

動かないし、WhatsAppも時差があったりする。

Maxは通知音が鳴らない(iphoneだから)とか、

いろいろ面倒だ。

 

そんなやり取りの合間に、

来年の休暇予定も送られてきた。

10月末に9日、冬休みが11日、2月末に8日、

4月頭に9日の休み、そして、6月1日から夏休み。

結局、登校日は170日。

 

8月後半、代表ママから連絡が。

「担任が教室を整える手伝いが必要です。

 〇日学校に来られそうな人(親1人)はいる?

 飾り付けとか、カーテンの調整とか、

 全体的に見て何が足りないのか把握するのを

 手伝ってほしいです」

立候補する人がいて、よかった。

 

一方、音楽学校の方は8月前半に電話があった。

ピアノの先生から、通学意思を確認されたのだ。

「お子さんは真面目に取り組んでいるので、

 プロフェッショナルコースに推薦しました。

 まだ学長からの返事がないので

 コースチェンジできるかは定かじゃないのですが」

 

1点足らず逃したプロコース。

何がすごいって、確か、学費が無料。

 

他の楽器を選択してる人はピアノの授業が増えるが、

ピアノ科は理論授業が増えるかもしれないらしい。

…蘇る悪夢。

まぁ、どっちだっていいのだ。

 

3か月ぶりの上履きに足が入らなかったらどうしよう。

 

 

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