子供が生まれた時、
私「将来子には体操とピアノに通わせよう」
夫「ピアノなんて僕ら弾けるんだから
わざわざ先生なんて付けなくたって
自分たちで教えればいいじゃないか」
夫はサブで音楽学校のピアノとサックスの
学位を持っており、初見でも上手。
そこまで豪語するならやっていただきましょう。
しかし、現実にはそう簡単に行くはずもなく。
仕事に追われ、毎日弾くわけじゃなし。
安いおもちゃのピアノを買った日には、夫に
「本物があるのに、なんでわざわざ偽物を?」
と不可解な顔をされ。それに反して
子は喜んで使ってたけど、すぐ壊れ。
(ドライバーで解体したりなんだりで)
とりあえず、タンバリン、カスタネット、
トライアングル、リコーダーを揃えたけど、
在宅ワークの横でピーピョー吹かれて閉口。
この間、納戸からギターを引っ張り出して
ボロンボロン遊んでいたので、
私がコードを押さえて子に弾かせるも、
暗譜ですぐ曲を弾けるわけではないので、
タブ譜を引っ張り出して、曲を選ぶ間に
子の興味は薄れ…
そんなことがあって、楽譜屋の前を
通りがかった時にふと入ってみた。
私「子供用ピアノの楽譜ってありますか。
これから始めようっていう4-5歳の」
係「もちろん。コレとかコレとか」
私「まだ字も読めないぐらいで、
どうやって教えればいいかすらわからないんですけど」
係「コレも絵が楽しくて子供は食いつくわよ」
チラチラ中を見たとて、ようわからん。
説明文の多いのはまだ早いだろう。
私「おすすめはどれですか」
係「やっぱりコレでしょ」
パンフレットみたいな安いのじゃなくて
装丁のしっかりした本。
高いのを売り付ける商売人じゃなくて、
楽譜屋のプロのお薦めと信じることにした。
このご時世にカード駄目で、現金のみ。
夜、子と一緒にリズムをとって見たりして。
翌日子のほうから「ママ、手をパンパンやって」
とリズムをせがまれたので、手を叩いたり、
鍵盤でリズムを取ってみたり、つかみは上場。
夫が教えてくれれば一番いいなと思いつつも
音痴な義母の影響か、絶対人前で鼻歌を歌わないので
子にメロディーを教えられるか疑問。
この本を有効に活用できるかは私にかかっているが、
さほど音楽センスがない上に
各ページにある「教師へ」のアドバイスを
さっと読める語学力も(仕事後の気力も)なし
知らないロシア語の詩とメロディーを
手本として見せるなんて無理ゲー。
定番のドレミのミュージカルの後で
ロシア版ミュージカル「ドレミの歌」を見ると
オネエサンが頑張っている様子に爆笑してしまう。



