ロシア児童手当受給② | 雪上の足跡

雪上の足跡

降っても融けても消える、はかないメモリー

プーチンが新たに法案に署名して、

16歳以下の子供2800万人対象に1万ルーブル支給。

既に4−6月分1万5千ルーブルもらい、

なんの申請作業もせず、自動的に

7月1日に1万ルーブルが夫の口座に届いた。

 

コロナ口実で16歳以下の子供に5404億ルーブル

約8180億円を手当として投入。

プーチン偉い。

 

ところで、どんな単語にも指小形(愛称形)というのがある。

義母と子と3人で食卓に座っていると、

子「ん!(スプーンの上の豆を指差して名前を聞いくる)」

私「ガローフ(豆)」

義母「ガローシェク(お豆ちゃん)」

子「ん!」

私「フレープ(パン)」

義母「フレーブチク(パンちゃん)」

 

私「ほら、ナスキー(靴下)履いて」

義母「ナソーチキ(靴下ちゃん)」

私「ルーキ(手)を洗うよ」

義母「ルーチェンキ(お手手)をだして」

私「シャーク(一歩)前へ」

義母「シャジョーク(一歩ちゃん?)、よいしょ」

 

私は日本語の幼児語は使いたくない派なので、

「冷たい」を「ちゅめたい」とは言いません。

夫も指小形を使わなくていいと考えている。

が、義母と接していると、あまりにも語感が違うので、

周りのロシア人は私のロシア語会話を聞いて、

ギョッとしているかもしれない、と想像する。

 

例えば、中国語母語話者ママが子供に「ドーナツ、食え」

と街中で言っていたら、偶然耳にした日本人は

ギョッとして親子の方を振り返る、ような。

散歩してるチワワを母が「サバーカ(犬)」って子に言ったら、

それは「サバーチカ(小さい犬)」であって、

ロシア人にとっては「ほら、犬公だよ」って母親が子に

いうぐらいの衝撃らしい。

 

小津映画か何かで和服に日傘の母親が

「トオルさん、おうちに帰りましょう」とか、

小学生の息子をさん付けで呼んでいたのが新鮮で、

私もそんな感じに話したいと思ったことがある。

綺麗なロシア語は諦めるにしても、

綺麗な日本語を教えたい。