バカとウイルス 文明崩壊禍
NHKから国民を守る党の皆さんや、国民主権党、幸福の科学の皆さんをはじめ、日本にはSARS-CO-2を肉眼で観察しすでに把握している超人的な能力を持っている人々がいる。だから、「怖がるな」と今日もおっしゃるのである。これぞ噴飯と表現するにふさわしい。コロナウイルスを肉眼で観ることができない「素人」の私でも、感染がこれからも拡大するという予測は間違えない。それなのに、数学のエキスパートや法学のプロであるはずの、彼らが間違えた。こんな簡単な計算もできない革命家だったのである。「怖がるな」と言う連中は、自分だけでは飽き足らず、集団自殺でもほのめかそうというのだろうか。自己を乗っ取られることのない特殊な蛋白構造を持つ細胞で出来た人間などいない。抗体を持つことを無条件に「好」と考えてはいけない。私たちの「生」とはそれを遺伝させることなのである。本当に子や孫を愛しているなら、「怖がる」のが正常な反応なのである。今の段階では、その予測など誰も見通せていない。抗体が長続きしないという絶望的な経過を知っただけなのである。トランプ大統領は、その過ちにようやく気づいたらしい。賢い側近に恵まれ、また勇気ある科学者の進言と支援を受けいれたトランプ氏を少し見直した。まさか選挙対策ではあるまいなと疑いもするが、どちらにせよあれは英断である。もし方向転換をしなかったら、トランプは後々「殺人犯」と呼ばれかねなかったのである。スイッチングコストは莫大だが、米国民はこれで九死に一生を味わうことになった。個人的には憎らしい米国ではあるが、これはなんとも羨ましい話である。あの米国が恐れた。この理由だけで、「怖がるべき」である。怖がれば、もっと混乱と被害は小さく収められ、寿命だとこじつけられ死んでいった人々の無念は減ったはずだ。要するに、今、人類が知っていることと言えば、「人類はバカだった」なのである。従って、民主主義は、元来望まれた機能を果たすことはない。これから、残念ながら確実にバカは仕事に就けない。「バカは人を殺す」という理論の、これ以上ない証明が、なんと人の手ではなくウイルスによってされてしまったからである。私はシニシズムを楽しんでいるのではない。こういうことが文明崩壊だと訴えているだけである。確実に壊れているではないかと、やはり間に合っていないじゃないかと、どうするつもりなんだと。これでもまだバカでいいと思うのかと問いたい。