今日は、朝から胸騒ぎというか、なにかに焦っている自分に気付き


精神衛生を清める意味で、書店回りをした。


私の住む町では、書店がとても少なく往生する。


大体、読みたいものが揃うという書店は、たったの一軒である。


適切な言葉ではないが、店主の好みの書物しかないような


書店では、私の読みたいものは置いていない。


つまり、私とは違う人間がそこには集まるとも言える。


その昔、小林よしのり氏のゴーマニズム宣言という


ある意味過激な書物を、ある書店で注文したら


「納品はかなり遅くなりますよ?他のお店をあたってみたら?」


と丁寧に断られたことがある。


そもそも書き物というのは、表現の自由でもって平等に扱われるべきで


その体系された書籍というのも同様に、個人(書店店主)の


偏見で扱われることなどあってはならない気がするが。



まずは、仕事で必要な情報を集める作業に入る。


8.30から書店に入るのははじめてなので、政況について


書いてあるものは、ゴシップ紙も含め片っ端から読み漁った。


中でもエコノミストなどが多数コメントを提供している


日経ビジネスの臨時増刊誌である


「徹底予測 民主党政権で経済企業仕事 こう変わる」


という書物を、金を惜しまずに買ってみることにする。


近くのラーメン店に入り、290円のラーメンをすすりながら


一時間ほど活字と闘うが、やはり頭のいい人が言うことなど


よく解らないというのが落ちだった。


というよりも、現場の意見が果たしてこれに近いかといえば


必ずしも近くは無いという私の見解である。


買って損をする内容ではないのだが、やや自分には面白くない


内容ではあった。



しかし、思わされるのはコメントを掲載している知識人の


現実を把握する能力の低下を連想させるコメントである。


おそらく、数字だけのデータ統計学的なものの見方しか


していないはずで、そこにこの景気の中で人々がどんな


考え方をしているのかは反映されていないと感じた。


有名であったり、かつ富裕層であったりという知識人では


どうしても、労働者のこころの「ただれ」には気付くのが遅くなるだ。


日ごろ経済や政治を勉強していない人がこういう書き方の


活字を真剣に読んでしまったら、不安や期待というのを


根拠など関係なく、信じてしまうだろう。


出版側に意図が無くても、ここまで軸の無い国民を操作するには


こういう大衆雑誌でそそのかすぐらいで十分な洗脳にもなる。


ほとんどの人は、知識人が書いた活字を信じ込む心理状態にあるのだ。




政権交代からわずか1週間だが、


激動の時代に突入したことに気付いている日本人はまだ少ない。


幸せになりすぎた日本人にそれが解るのは一体いつなのか。


それとも、だれもそれを伝えることは出来ないのか。