娘が通う保育園では、例年夏頃に、お泊まり保育を実施しています。
数年前までは、外部の宿泊施設に行っていました。
昨年は、新型コロナの影響で、お泊まり保育そのものが中止になりました。
今年は、先生方が試行錯誤してくださり、園内でお泊まりという形で実施がかないました。
娘は、お泊まりの経験が少なくて、父方の祖父母はすぐ目の前にいるから泊まらないし、
私の方の祖父母宅も、「お母さんがいないなら泊まりたくない」と消極的。
お友だちの家に行ったこともありますが、一度は寝付くものの、夜中に目が覚めてしまい、
そこから「帰りたい」と言い出してお迎えに行くことになるため、朝まで眠れたことはありません。
旅行でも、お気に入りの人形やブランケットを持っていかないと眠れない。
そんな娘でしたから、夜、寝つけるかどうか、そして朝まで寝れるかどうか、心配ではありました。
途中で泣いてしまったりすることも想定して、翌日は目一杯フォローするつもりでいました。
でも、前日も、当日の朝も、楽しみで堪らないという顔をしていました。
お迎えの時も、ぴっかぴかの笑顔でした。
流しそうめんをして、スイカ割りをして、みんなでお風呂に入って(乳児用のビニールプールにお湯を張ったようです)、肝試しをして。
そんな楽しい出来事が、母がいなくてもお守りがなくても寝られる状況を作ったのだと思います。
新型コロナ下、何ができて何ができないか、ギリギリの判断の中で、
子ども達の思いを尊重しながらプランを考えてくださった先生方のおかげで、楽しいことがたくさんできました。
お友だちがいてくれたおかげで、親がいなくても元気に楽しく過ごすことができました。
すごく大きな経験になったと思います。
今は、泊まりで出かけることはまだまだ難しいですが、この経験を忘れずにいてほしいです。
そして、ちょっと勇気がいることも、えいやっと頑張れるようになってほしいです。