世代交代、始まってます | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

私が更新をサボっている間に起こったお話。


娘の同級生の中に、既に歯の生え変わりが始まっている子が何人かいると、娘から聞きました。

「MくんとAくんはもう2本も抜けたんだって。Aちゃんはぐらぐらしてるんだよ」等々。

歯が抜けた子はきっと、すごく晴れやかな顔でそのことを自慢げに話すのでしょう。

娘の声からは、憧れや羨ましさが滲んでいました。

いずれ娘の身にも起こることなので、娘の話を聞く度に、なぜ抜けるのか、どうやって抜けるのか等を説明していました。


そんな折、いつものように娘の歯の仕上げ磨きをしている時にそれを見つけました。

それは、乳歯の隣からチラリと顔を覗かせている永久歯。ついに、娘も生え変わりが始まったのです。

永久歯が見えているのに、乳歯は全く揺らぐ気配がない。

私自身も同じで、永久歯が見えているのに乳歯が抜けなくて、子どもの頃に歯医者で一度に複数の歯を抜いた経験があります。

ですから、夫と娘に説明しました。

今後の歯並びに影響することを懸念していた夫はもちろんですが、娘も「歯を抜く」ことに前向きでした。

そうして、みんな納得したうえで、歯科医に行くことにしました。


前回、歯科健診で通院した時は、私が診察台に寝転び、その上に娘を寝転ばせて、私が抱えて動かないように固定していました。

でも、今回は娘が一人で診察台に上がりました。

娘は泣いたりうろたえたりしませんでしたが、麻酔と抜歯の時は、医師の邪魔にならない場所から念のためにと娘の手を握っていました。

麻酔が入るときは娘の体がさすがに少し強張りましたが、抜歯の時は何ともありませんでした。

歯科医いわく、乳歯は元々抜けるようにできているから、永久歯を抜くときのように痛くはないとのこと。

それでも、全てが終わるまでじっとしていた娘のことを、心の底から凄いと思いました。


抜いた歯は、屋根の上に投げました。投げた後で、写真くらい撮っておけばよかったかなと少し後悔しましたが、娘は満足げでした。

ようやく最初の歯が抜けたところなので、今後も抜けたり抜いたりは続きます。

でも、自然にであれ医師の手によるものであれ、本人が怖がっていないのでありがたいです。

実は、早くも2本目が顔を覗かせています。またしても通院コースになりそうです。でも、次は少し気楽に行けそうです。