あるあるなのか個性なのか | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

娘と買い物に行くと、大抵の店で「ムスメの物」をねだられます。

行き先がホームセンターのように、明らかに娘向けの商品の扱いがなさそうな店なら、娘も強く言うことはありません。
でも、スーパーやコンビニ、ドラッグストアのように、娘の欲しいものがある場所では、とりあえず「欲しい」と言ってみます。
今は買い物の練習も兼ねて、100円程度のおやつを買っているので、「欲しい」「買わない」で言い合いになることはほとんどありません。
お菓子を買わない場合でも、娘の好きな食べ物(たとえばチーズとか果物とか納豆とか)を買えば、それで満足することが大抵です。
それすら予定にない場合は、「今日はコレとコレを探しに来ました。だから娘の物は買いません」と先に宣言しておけば、途中で多少の駄々をこねても最後は諦めてくれました。

ところが先日、本屋に行ったときのこと。
私がとある本を探すために行きました。店員さんに相談しながら、どうにか目的の本を見つけ、会計に進もうとした時です。
娘がふてくされた顔で動かなくなりました。

何かと思ったら「だってムスメの本を買ってない」と言うのです。
雑誌系はすぐに飽きるし、ドリルはやりかけて放置してるのが何冊かあるし、絵本も保育園で借りられるので買わなくても困りません。
何より、本屋に行く前、娘の口から「欲しい本がある」なんて言葉は聞いてません。
ですから、私の本だけを買い、娘には買わないことを説明して、娘を絵本コーナーに残してレジに進みました。
そして結局、会計を終えても絵本コーナーから動かない娘を半ば引き摺るようにして、店を後にしました。
最終的に娘の機嫌が直ったのは、この一悶着の後で向かったスーパーで、その日のおやつを買った後でした。

今回の私の落ち度は、いつものように入店前に『今日はお母さんの用事で来た。だから娘の物は買わない』と宣言しなかったことです。
それがあれば、娘はもう少し見通しが持てたことでしょう。
あるいは、「今から行く店では買わない。でも次の店で娘の物を買うから我慢すること」と言って、1日のどこかで娘を満足させる場があることを伝えても良かったかもしれません。

普段が甘やかしすぎなのか、それとも娘の聞き分けが良すぎるのかは分かりません。
全ての店で何か1つずつ娘の欲しいものを買うだなんて到底無理なのだということは、普段から口を酸っぱくして言っているのですが、
なかなか娘が理解するところまでは及ばないようです。
お財布を渡して、その中のお金だけで買うように、と、お小遣いっぽいこともやってみるのですが、これもなかなか上手くいかず。

自分が娘くらいの歳の頃のことといえば、たまに近所の商店にお使いを頼まれていたことでしょうか。
でも、それだって「自分の欲しいもの」を買うわけではなかったし。
お金のこと、欲しいものを我慢すること、そういったことをどうやって教えていくか。
子育てとは本当に難しいものです。