ルーティンって大事 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

娘が、初めての習い事を始めてそろそろ1年が経とうとしています。
※習い事を始めた当初の話はコチラ↓
保育園のお友達が何人か一緒で、そのことが習いごとに馴染む際の大きな助けになりました。
週1回のルーティンがようやく軌道に乗った矢先にコロナの流行に遭い、娘の通っていた教室も臨時休会することになりました。

4月と5月の2ヶ月間休んで、6月からの再開。
保護者の見学スペースが密になるということで、大幅に縮小されたので、両親で見学するのは気が引けて、付き添いはずっと夫に任せていました。
毎週、特にいやがる気配もなく、むしろ張り切って出掛けていました。

ところが先日、夫に用事ができて、たまたま私が付き添った時のことです。
いつもどおり受付を済ませ、靴を履き替え、部屋に入ってコーチに挨拶をしたところで、奇妙な声を掛けられました。
「お、今日はスムーズに(部屋に)入れたね」
??なんのことだろう?
曖昧に返しつつ、疑問符を浮かべながら部屋を出て、保護者の見学スペースに移動したら、お友達のママさんに声をかけられました。
「今日はスムーズに入れたんだね。良かったね」

どういうことか分からなくて、そのママさんから話を聞きました。
なんと、6月の再開以降、教室が行われる部屋にどうしても入室できなくて、父娘で四苦八苦していたようなのです。
えぇー?!そんなこと聞いてないよ!!
毎週元気に出掛けていたし、帰ってくると「今日はアレやってコレもして」なんて話をしてくれていたので、
ごくごく普通に頑張って通っているのだと思っていました。

初耳であることを話すととても驚かれましたが、ママさんがぽつりぽつりと話してくれました。
実は、娘がなかなか部屋に入れなかったこと、入ってしまえば楽しそうに参加できていたこと。
そしてこうおっしゃいました。
「まぁねー、コロナで休会してたから、リズムが崩れちゃうよね」
そうなんです。
同じ保育園から通っていた子の中には、そもそも家を出発する時点で「行かない!!」となってしまい、結局退会した子もいたのです。
コロナで休会する前は、娘よりも楽しそうに通っていた子だったので、それにも驚きでした。

大人にとっても、生活が大きく変わることになったコロナですが、
子どもにとって、ルーティンは大人以上に重要な要素ですから、これが崩れるのはみんな大変だと思います。
幸い、娘は「あのこといっしょにやめる」ということもなく、むしろ「あのこのぶんもがんばる」という風に捉えているようです。

私たちが住む浜松市では、先日、初めてクラスターが発生しました。
市内に限れば、4月や5月よりも危機感が増していると思います。
場合によっては、再び保育園や習いごとの自粛が発生するかもしれない。
感染者を増やさないため、自分達が感染しないために、それらはとても大切な措置です。
それでも、そうした時に振り回されるのは、大人よりも子どもなんだなと改めて思いました。
2ヶ月かけてようやくリズムを立て直した娘が、再びリズムを崩されることがないといいのですが。
そのためにも、これ以上の感染者を出さないように、一層気を引き締めて感染対策に努めたいと思います。