とあるお店の話になって、季節柄「あそこの柏餅は本当に美味しい」とみんなで話していました。
そこで私が「あそこは確かに柏餅も美味しい。でも、上生菓子もとっても美味しいし、
何より、あそこの上生菓子はとても可愛くて、食べる前から幸せになりますよ。」と思わず言いました。
そしたらなんと、その数日後に職場の休憩(私の職場は、午後3時前後にお茶とお茶請けが出ます)の時に、話をした上生菓子が!
お仕事上お付き合いのあるどなたかへの手土産のついでだったようですが、まさか世間話が本当になるとは!
お皿に乗せてなくてすみません。
何せ職場の休憩時間なので、その辺はどうしても適当になりがちなのです。
練り切りというのでしょうか、口当たりのいい餡で出来ています。
あぁ可愛い。そして美味しい。上司の淹れるお茶はまた格別に美味しいので、仕事中なのに、それを忘れそうになるほど至福のひとときです。
ケーキだって見た目から楽しむことはできますが、上生菓子の季節感は別格だなと感じます。
2cm四方かそこらの大きさの中に、ものすごく工夫を凝らして、季節を表現するのです。
ショーケースに並んだ上生菓子を選ぶのも楽しいけど、お茶を添えてテーブルに並んだ時のあの幸福感。
じっくりお茶を淹れるあの時間も、特別感を増しているかもしれません。
今はちょうど新茶のシーズン真っ只中です。
地元、静岡県でなくとも、新茶を目にすることはあるのではないでしょうか。
新茶の綺麗な若緑色と、上生菓子のころんとした可愛らしさを、是非とも楽しんでいただきたいです。