先日のこの↓お話から少し後のことです。
娘が、自身の髪をモジャモジャに爆発させながら怒っていました。
Iちゃんのように自分の髪を結ってみたくて試したものの、上手くいかないのです。
自分の髪を自分でまとめるのは、どのぐらいまでなら引っ張っても痛くないといったようなさじ加減がしやすい点では楽ですが、
何せ見えないところでの作業ですから、人の髪を結うよりも断然難しいと、個人的には思います。
なので、娘に「まずはリカちゃんで練習してみたらどう?」と提案しました。
まずは髪の梳かし方。それから、ヘアゴムの使い方。
これらを、始めに私がやってみせて、それから娘にやってもらいました。
リカちゃんの髪でなら、後ろで1つにまとめる程度なら、さほど経たずにできていました。
でも、人形ですから人毛とは毛質が違います。長さも全然違う。
そのうちに、「リカちゃんじゃなくて人の髪でやりたい!」と言い出しました。
私は長髪ですが、平日に自分の頭を差し出すには、圧倒的に時間的余裕がない。
それから正直なところ、めちゃくちゃに引っ張られて苦痛を味わうのが怖い。
それで、「まずは保育園の先生にお願いしてみたら?」と、ちょっと卑怯な提案をしました。
先生からは特段の報告は受けませんでしたが、娘から「きょう、○○先生に(髪を)しばらせてもらったー」と聞きました。
先生ったら、忙しいのになんてお優しい。人身御供のように先生を差し出したことを、少しだけ反省しました。
で、週末の夜、少しだけ時間があったので、練習に付き合うことにしました。
引っ張られても怒らないようにしなくてはとドキドキしていましたが、思いのほか優しく触れていました。
私はパーマをかけていて、毛先が巻かれているので、まとめるのに少し難儀していたようでした。
それからやっぱり、ゴムで括るのが難しいようでした。
ゴムでまとめるという動きは、手順を簡潔に口で説明するのが難しい。
アレをしながらコレをするというマルチタスクをこなす力が必要なので、子どもには意外と難しいのかもしれません。
それにしても、美容師以外に髪を触られる機会がほとんどないので、我が子に触られるのは何ともくすぐったい気持ちでした。
娘の気分次第なので、リカちゃんすら放置されていることがしばしばあるのですが、
たまには練習台に付き合って、親子のふれあいを楽しむのもいいなぁと思っています。