他にもたくさんたくさん、この世には匂いが溢れています。
そしてそれらは各家庭(もっと言えば各個人)で全く異なり、それぞれのカラーが出るところ。
先日のお正月は、久しぶりに私の実家に泊まりました。
そのため、滞在中、私と娘の衣類は、実家で洗濯してもらいました。
自宅に帰ってきてしばらくした頃、着る服を選んでいた娘がおもむろに言いました。
「これ、ばあばのいえのにおい?」
確かに、我が家の洗濯物の香りと異なる香りでした。
香りが異なることは気付くかもしれませんが、それがばあばの家のだということまで気付くとは意外でした。
そうだよと答えたら、ちょっと嬉しそうにその服を選んで着ていました。
ばあばのこと、本当に大好きだものね。
余談ですが、保育園で担任の先生に「ムスメちゃんはメ●ットですよね?」と聞かれたことがあります。
子どものシャンプーって大人ほど種類が多くないから、匂いで何となく分かるのだそうな。
夕方に道端で肉じゃがの香りが漂ってくると実家が恋しくなるし、
どこかからペ●ングの香りが漂ってくると、取り立てて空腹でなくても何となく食べたくなってくる。
人間にとって、香りって不思議な力を持っているのかもしれませんね。