それは、とあるお宅に年始のご挨拶に行った時のこと。
そちらのおうちにもお子さんがいたので、お年玉をあげました。
そしたら、その子のママが「あら、いいもの貰ったね。それで好きなガチャガチャが何回できるかな?」と言いました。
そして、娘にもお年玉を貰いました。これまで貰ったお年玉は全てお札が入ってましたが、この日は500円玉が2つ入っていました。
先日投稿したように、我が家では「失くさないように預かっておくね」と言って、貰ったその場で丸ごと回収していました。
家で、娘の前で中身を引き抜いて、外側のポチ袋だけを娘に返していましたが、特に苦情もありませんでした。
ところが、この日はずっと自分でポチ袋を握りしめていました。
帰り道で「のどが渇いた」と言うのでコンビニに寄りました。
いつもは大人が支払いをしますが、この日は「自分でやる」とお年玉を握りしめて、レジに向かいました。
ペットボトルを店員さんに渡して、ポチ袋に入っていた500円玉を渡して。
テープを貼ってもらったペットボトルを抱えるのに夢中で、お釣りを貰い忘れたのは
ご愛嬌でしょうか(もちろん、横にいた大人が代わりに受けとりましたよ)。
今まで、お年玉の概念をほとんど理解していなかった娘。
中身がお金らしいということは何となく分かっていたかもしれませんが、中身よりも可愛いポチ袋に夢中だったのは先日のとおりです。
これまでも、私がレジで買い物する様子は見ていましたが、
お菓子やジュースを店員さんに渡して、テープを貼ってもらったら、それで娘のやることはおしまい。
時々、私の財布から出したお金を娘から店員さんに渡してもらうことはありましたが、
よく思い起こせば、自分のお金で自分で買う、ということはさせたことがありませんでした。
今回のお年玉のやりとりで初めて、「お年玉は自分のもの」「中にはお金が入っている」
「そのお金で好きなことができる」というお年玉の仕組みを、断片的にでも理解したようです。
娘にも見覚えがある硬貨が入っていたこと、ガチャガチャをやったことがあって、
「お年玉でガチャガチャできる」の言葉を理解したことが大きかったように思います。
その後、娘が買い物をする機会は今のところないので、自分でレジで支払いをしたがることもありません。
でも、小さなお財布は持っているので、しばらく、お金はそこに入れて、外出の時に持たせてみたいです。
買い物をすること、お金を自分で使うことに、いつまで関心を持ち続けていられるかが心配ですが。