成長を感じる | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

娘の保育園で運動会が行われたときのお話。
前回のエピソードはこちら→三年目の正直

娘の保育園の運動会は、玉入れとか徒競走みたいな一般的な種目はほとんどありません。
年長さんにリレーがあって、年長、年中、年少の縦割りチームで綱引きがあるくらい。
メインは、障害物競争的なものです。その年の子どもの「できるようになったこと」に応じて、担任の先生たちが内容を考えます。
なので、同じ年少でも、今年と去年では障害物の種類や数が異なります。

2人1組でスタートしますが、どっちが先にゴールするかを競うものではありません。
スムーズにできる子はもちろん「おぉー」っと歓声があがりますが、
ちょっと怖じ気づいたり、失敗してくじけてしまったりしても、気持ちを立て直して何度も挑戦する姿に、
みんなで声を張り上げて「がんばれー」と応援するのも胸が熱くなる光景。
みんなが自分(と周りのお友だちの応援)の力で障害物を乗り越えて「ゴールする」ことが目標です。
いつも緊張しやすい子が、意外に堂々と進んでいったり、逆に、普段元気な子がちょっともじもじしちゃったり、色んな顔が見られます。

娘は3歳児クラスですが、今年の2歳児クラスを見て、1年でこんなにも成長するのだなぁと驚きました。
年少さんになって、初めての縦割りにも参加。
勝ち負けが明確に出る機会ってあまりない(あったとしても大抵勝ちを譲ってもらえる年齢)ので、
負けて泣き出す子がいたりすると、本当に胸が痛みます。
どのチームも2戦して、娘のチームは1勝1敗でした。
隣りで全敗して泣いている子がいるのに、娘は「1個しか勝てなかった」と半べそをかいていて、フォローに悩みました。
だって「2つ負けるよりいいじゃない」なんて、全敗した子の横では間違っても言えませんからね。
自分の競技が終わってしばらくすると、上級生を応援するよりも「おなかすいたー」って言い出すところなんかは、やっぱりまだまだ子どもです(笑)

お友だちとお弁当を食べて、そのあと、親子競技があって。
本来の運動会ってこんな感じなんだな、最後の最後にちゃんと体感できて良かったな。
そう感じた、とても楽しい運動会でした。
来年、移転した新しい園庭で、どんな風に行われるか。
良いところは全部残して、心がほっこり温まる、いい運動会が続いていけばいいなと思います。