軽井沢旅行記の途中ですが、とても悲しいことがあったので。
卒園児のお母さんが飲食店をやっていて、お弁当やお惣菜の出張販売に来ていたのです。
ニンニクやショウガ、唐がらしなど、少し大人向けの味付けのお惣菜もあったけれど、
焼きそばやおにぎりは子どもたちに大人気でしたし、子どもたちが本物のお金を使って買い物を体験する場にもなっていました。
そんな訳で毎週木曜日は、お母さんたちにとっては家事の負担が少し減るありがたい日、
子どもたちにとってはワクワクドキドキとっておきのお楽しみの日でした。
ところが、そんなお弁当屋さんが、この8月末をもって終了することになったのです。
急な知らせにみんな驚きました。
人から伝わる話を聞く限り、色々な事情があってやむ無く、というようでした。
最後の販売となった数日前は、いつも通りお迎えに行ったら、その時には完売していたほどの盛況ぶりでした。
(今までは、いつもの時間に迎えに行けば少しは残っていて選ぶことができたのです)
みんな(主にお母さんたち)口々に終了を惜しんでいました。
娘のお気に入りを取り置いてくれる優しいおばさまでしたので、唯一買えたその取り置きを娘と噛み締めながら味わいました。
もっとも、娘は「おにぎりやさんがもう来ない」という事態を理解していないようでしたが。
来週から、お弁当屋さんは来ません。
その時が来て初めて、娘はコトの次第を理解するのでしょう。
きっとで残念がるに違いありません。
メソメソと悲しむ娘を慰めることができるか、今から不安です。
今まで本当にありがとう、お弁当屋さん。同じ街に住んでいるからきっとどこかで逢えるだろうけど、これからもお元気で。