究極のあまのじゃく | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

いつもお迎えの時間が近くて、一緒に帰ることの多いAちゃん。
娘はAちゃんのことが大好きで、何をするにも「一緒がいいー」と言います。
けれど、Aちゃんは恥ずかしいのか、いつも笑いながらススーっと遠ざかります。
娘はそれが悔しくて、いつも地団駄。

ある日も、いつものように「Aちゃんといっしょにかえる!」と娘。
これまた同じく「お母さんにじゃなく、自分でAちゃんに『いっしょにかえろう』って言ってごらん」と促す私。
案の定、声をかけられた途端に敢えて園庭の遊具で遊び出すAちゃん。
それを見ていたAちゃんのお母さん。笑いながら言いました。
「ウチのAはあまのじゃくだから。でも、まだ『押してダメなら引いてみろ』は4歳児には難しいだろうねぇ」

とはいえ、Aちゃんさえ誘導できれば、一緒に帰れる娘も、一刻も早く帰りたい母親側も、みんなありがたい。
娘を呼び寄せ、耳元でささやきました。
「門のところでさ、『先に帰るねー』って言ってごらんよ。慌てて追いかけてくるかもよ」

かくして、まさに。
娘の「さきにかえるよー」のセリフを聞いて、ジャングルジムで遊んでいたAちゃんは、慌てて追いかけてきました。
そして、娘を追い抜く勢いで駐車場に向かっていきました。

あまのじゃく。
聞いたことはあるけれど、実際に見たことがどれだけあったことか。
初めて「これぞあまのじゃく」という行動を見て、何だか感激すら覚えた一幕でした。