40度の壁 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

昔読んだモノの本によると、赤ちゃんは36~40度のお湯で沐浴(又は入浴)するのがよいとのこと。
娘も、新生児期(6月)は36~38度程のお湯で、一緒に入るようになっても40度は越えない程度のお湯で、いつも入浴していました。
それは、真冬でも変わりませんでした。

そんな我が家ですが、今年の冬は久しぶりに40度では物足りないと感じる日がありました。
寒い日だからじっくり温まりたくて、41度の設定にしてお湯を張り、いざ娘と入浴。
先に私が浸かり、思わず「……っあぁぁ~」と声が出るほど気持ちよく入ったのですが、続けて入った娘は眉をひそめるとすぐに立ちあがりひと言。
「あつい」
えぇぇ~?こんなに温かいのに?
わざわざ設定温度を上げるほど、空気は冷たい夜ですから、お湯に浸かっていなければどんどん体は冷えてしまいます。
「10数えたら出ていいから、とにかく肩まで座ろう」と説得して、少しでも温まってから出ました。

そこで思い出したのが昨年のこと。

娘と、大浴場に行く機会がありました。
大きいお風呂といえば、はしゃいで泳ぎたがる子どもとそれを叱る親という構図が定番だと思っていました。
実際、娘も大風呂を楽しみにしていましたし、私も邪魔にならない程度なら少しくらいは娘がはしゃいでもいいだろうとウキウキしていました。

ところが、体を洗って髪を洗って、いざ浴槽へ行くと、娘は固まってしまいました。
初めての大風呂でしたから、大きさに驚いたかもしれません。お風呂に色んな人が入っている状況が理解できなかったかもしれません。
説得して促し、何とか浴槽へ入るも、「あつい」と言ってすぐに出たがるのです。
大浴場って、そういえば大抵の場所が温度が42度位に設定されていたような。
この時は確かに、私でも「少し熱めだな」と感じたので、娘にはもっと熱く感じたのかも。

しかし、41度以上のお湯に入れないとなると、スーパー銭湯はもちろん、温泉宿にも行けないことになります。
ようやくトイトレも最後の詰めに差し掛かり、これが完璧になったら女同士で近所のスーパー銭湯を巡ったり温泉旅行したりしたいと考えていたので、それらの夢が泡と消えてしまった気分。
でも、無理矢理41度以上に慣れさせるというのも何か違う気がする。
どうしたものか、私の野望(?)に思わぬ敵が潜んでおりました。