小さなちからもち | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

週末、保育園ですもう大会がありました。
0、1歳児は参加しないので、今年が初参加。
先月末から園庭に土俵が作られていたので、観戦が楽しみでした。

先生たちは子どもたちが行事に気持ちを持っていくための促し方が本当に上手くて、娘は数日前からやる気満々でした。
『ももんちゃんどすこーい』という絵本があって、これをきっかけにお相撲の練習に入ったようです。
で、直前に「ももんちゃんのおかあさんがくれたの!」と、手作りのまわし(エプロンっぽい形だったので、化粧回しかな?)を全員に配る用意周到さ。

幼児クラスは子ども同士の対戦ですが、娘のクラスは父親が熊のお面をつけて、熊対子どもたちの戦いの形。
熊一人に対して子どもは5~6人。
「はっけよーい、のこった!」で一目散にぶつかっていく子から、なかなかぶつかっていけない子、本当に様々。
全員がお団子になってぶつかっていけるまで接戦を熱演してくれたお父さん諸氏、本当にお疲れ様でした(笑)
最後には熊がみんなごろんと転んで、子どもたちは「わーい、やったー」と大喜び。お父さんたち、素晴らしい演技力(?!)でした。

ちょっと興味深かったのが、自分のお父さんと対戦することになった子どもは、総じてなかなか突っ込んでいけませんでした。むしろ泣いてしまう子も。
「知らない男の人だと怖くて泣いてしまうから」という理由で、先生が『敢えて』自分のお父さんと当たるように組んだらしいのですが…
お父さんがみんなにいじめられてるように見えた?それとも強いお父さんがみんなに負けるのが悲しかった?
それぞれ、おうちでお父さんとお相撲の練習とかしてたと思うんですよね。だから、ちょっと不思議でした。

上級生の取り組みも本当にすごくて、どの子にも一生懸命応援してしまいました。
勝負だから勝ち負けはどうしてもあって、「負けて悔しい」という心の動きって成長にはとても大切だと頭では分かるのですが、
それでも、大粒の涙をこぼしてわんわん泣く姿や、それをお友達や先生から慰められている姿を見ると、我が子のように目頭が熱くなってしまいました。
泣くほど悔しいってことは、本当に一生懸命取り組んだ証拠ですからね。みんな本当に頑張ってたね。

半日もかからないイベントでしたが、お天気にも恵まれ、よい大会でした。