先日、久しぶりに起こりました。娘の嘔吐。
鼻が詰まって痰が酷く、咳き込みすぎて嘔吐、というのは割とあるのですが、胃腸炎を予感させるような吐き方は数年ぶり。
直前に「ウンチ出るー」と、健康の見本みたいに元気なウンチをしていたのですが、急に「苦しい」と言い出し、「苦しいってどこが?」と大人が慌てている間にドワーっと。
急いで片付け、簡単に娘の口をすすぎ、お風呂に直行。
お風呂の後、水分補給にと人肌程度の温かさの麦茶を飲ませたら、直後にまた嘔吐。
一度に多量に飲ませるとまた吐く可能性があるので、そこからはスプーンで一口ずつ与えました。
それでも吐いてしまうので、これは完全に感染性胃腸炎だなと思いました。
というのも、娘の保育園で感染性胃腸炎が流行っており、いつか順番が来るのではとかねてより心配していたのです。
何とか眠りについたものの、それもとても浅く、2~3時間程でまた吐きました。
その後は吐くのはイヤだと泣き、でも舐める程度の量の水すらも受け付けない。多分喉が乾いているから、寝たくても寝られない。
初めて、夜間救急に電話をしました。
嘔吐の回数、最後の排尿時間を説明し、加えて保育園で感染性胃腸炎が流行っていることも伝えました。
ところが、電話したところは、小児科医がいないと。別の総合病院を紹介され、急いで向かいました。
初めて行った総合病院で、右も左も分かりませんでしたが、玄関で守衛さんが建物内の説明をしてくれました。
救急用の診察室があり、そこの待合室に案内されました。
娘のような小さな子から高齢者まで、色んな方が、入れ替り立ち替り入ってきました。
人数は多くありませんが、待合室には常に2~3組がいました。
そんなことを観察しているうちに看護士がやってきて、問診を受けました。先ほど、電話で説明したことをもう一度伝え、いざ診察。
やはり感染性胃腸炎であろうということ、脱水になりかけているので、まずは点滴をすること、様子によっては、念のための入院も検討してほしいことを伝えられました。
点滴の針を入れるため、私は待合室で待機するよう言われました。泣き叫ぶ娘の声に胸を痛めつつ、待合室に戻りました。
点滴が始まったら、泣き疲れたせいか、ほどなくして娘は寝ました。
点滴は2時間弱かかりましたが、途中、何度か担当医が様子を見に来てくれました(本来は診察室で様子を見せますが、寝てしまったので待合室でみてくれました)。
点滴が終わり、入院について聞かれました。
この様子なら、入院しても自宅で静養でもやることは変わらない。日中はかかりつけの病院に行けば問題ない。
そんな話だったので、入院はやめて自宅に帰りました。
電話をかけてから自宅に戻るまでたかだか3時間程でしたが、もっとずっと長く感じました。
帰宅後は眠気が勝った娘。しばらく寝ていました。時々起きるので、そのタイミングで水分を摂らせました。
前夜の7時に出たのを最後にずっと出ていなかったオシッコは、翌日の午後、ようやく出ました。
食べ物は、ゼリーから始めて、蒸かしたサツマイモ、子ども向けおやつ用の魚肉ソーセージ、たくあん、リンゴなどを徐々に食べました。
食後にゲップが増えるので慎重に様子を見ましたが、1日、嘔吐することなく終わりました。
医師から「嘔吐が落ち着いた頃に下痢が始まるケースが多い」と聞いていましたが、今のところ下痢もありません。
結果的に、驚く速さで回復した娘ですが、精神的にも肉体的にもしんどかったです。
たまたま、市内の夜間救急の連絡先を知っていて、本当に良かった。電話で相談して本当に良かった。
病院の皆さんも、こちらを落ち着かせるためか、とても優しかったです。
入れ替り立ち替りやってくる患者の対応に追われる、夜間対応の医療従事者の大変さを垣間見た気がしました。
こんなに大変なのに、子どもだから500円(市の助成のため)って、何だか申し訳なくなりました。
これから、インフルエンザやノロウィルス、色んな感染症が流行りだす季節です。
罹患しないことが一番ですが、万が一のために連絡先を知っておくことの大切さを学びました。