すごいお宿に泊まりました! | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

職場の慰安旅行のお話の続きです。


すごい列車に乗って、辿り着いたのは熱川駅。
少し待っていると、送迎バスがやって来ました。
バスに揺られて辿り着いたのは、「え?!本当にここ?!」と思わず二度見するような立派な玄関のお宿。
その名も「望水(ぼうすい)」。
ほとんど崖みたいな斜面に面して建っているので、最上階がフロント、という少し変わった建物です。

ロビーでは、こんな景色がお出迎え。

あちこちにお花が活けてあります。癒される。

お部屋も豪華で(←興奮しすぎて写真を撮り忘れた…)、テレビのあるメインのお部屋の他に2部屋もありました。
月が美しい地域として名を馳せているらしく、3部屋のうち1室は、寝そべるように座れる椅子が置かれた歓談室でした。
私が泊まった部屋に限らず、全室オーシャンビュー。
朝日が上る様子。すっごくキレイだけど、第一声が「眩しいな…」だった私の残念さよ。

それから、ご飯もゴージャス。
夕飯の前菜。コースって、子どもは待ちきれなくて飽きるんですよね。しかも1日はしゃいで疲れてるから眠い。
そんな訳で、ぐずる娘と姪をいなしながら食べたので、他のお料理はとても写真に撮る余裕がありませんでした。
が、お刺身、鮑のおどり焼き、A5ランク牛のすき焼き等が続々と出てきました。
旅館の夕飯って、大抵「2人前か3人前の間違いじゃない?!」というくらいのボリュームで絶対食べきれないので悔しい。
悔しいというか、食材に申し訳ない。「米粒1つ残してはいけません」という超庶民の家庭で育ったので、基本的に残すことに抵抗があります。
でも、そうして無理矢理食べたら、後で胃もたれを起こしそうな量だったので、せめて半分ずつは食べるようにしました。
ちなみに、娘はお子さまメニューでしたが、ハンバーグ、エビフライ、カニ爪フライ、フライドポテト、サラダ、お刺身辺りが出てきました。とても3歳児向けの量じゃない。
デザートも、こじゃれた喫茶室で出てくるアフタヌーンティーみたいに、2段のお皿にフルーツとケーキが盛られたゴージャス版。
「大人だって、このデザートで十分満腹だよね?!」とどよめきました。

そしてこちらは朝食。確かに豪華なんだけど、家では「朝からこんなに食べられないよ」という量が、旅先だと食べれてしまう不思議。
この他に、一人1匹干物がつきました。その干物も3種類くらいの中から選べて、全員の席にきちんと配膳されているという素晴らしさでした。

最後に、伊豆と言えば温泉!というわけでお風呂です。
普通の大浴場の他に、予約制の露天家族風呂が4部屋あって、そのうちの1つに入れます。
多分、月を眺めたりしながら入るんでしょうが、娘と姪をまとめて監視しながら入ったので、ゆっくり景色を見ながら浸かるなんて到底ムリでした。
3人育児をワンオペでやってる全国のお母さんを超尊敬した。私にはムリ。
でも、翌朝、義母に同行して、別の家族風呂を見学させてもらいました。

この眺めですよ。ていうか、この贅沢さですよ。なお、部屋の内風呂もゴージャス。
内風呂が桧風呂とか。もちろん入りましたよ。気持ち良かった。

このお宿、後でこっそり調べたら、一人1泊3万とかそれ以上とかするようなお宿でした。そりゃそうだよな。納得。
自分では絶対行けないお宿なので、慰安旅行で連れていってもらえて本当に良かった。
なんというか、高いには高いなりの理由があって、そのぶん、至れり尽くせりのサービスであったりとか、
廊下のお花1つに感じられる心くばりだとか、おいしいお料理や素敵なお風呂だとか、そういうことを味わえるのだなとしみじみ思いました。
私にとって宿泊先というのは、基本的に「旅先でお風呂と布団が確保できればいい」みたいなところがあるのですが、ここはそうじゃない。
このお宿は、それ自体が旅行の目的になるような、そんなお宿でした。そうだなー、例えば自分達の銀婚式とか、そういう特別なタイミングでまた行けたら幸せかな。

伊豆に行くなら、このお宿、是非行っていただきたいです。