備えについて思うこと 2 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

前回、綺麗にまとめられなかったので、続きです。

万が一に備えて緊急持ち出し品を用意している家庭は少なからずあると思います。
その中にスマホやケータイ用の充電器は絶対必要です。
普段、ラジオはほとんど聞かないので余計にですが、テレビとスマホがなくなると、リアルタイムな情報を手に入れる方法が激減します。
でも、停電したら次、いつスマホを充電できるか分からない、という不安から、なかなかネットも使えませんでした。

今回、幸運にも、職場は停電も断水もなく無事でした。
ので、ひとまずは職場の充電器を借りて事なきを得ました。それから、昼休みに職場の隣にある電器店に駆込みました。
電池とモバイルバッテリーのコーナーに人が群がっていて、みな同じような事情で来たんだろうな、と容易に推測できました。
停電情報や、台風の全容などは全て、職場で見たテレビのニュースで初めて知りました。

実は、手回し式の発電ラジオを緊急持ち出し品に含めてありました。
試しに使ってみましたが、どんなに頑張っても1%も充電されなくてがっかりしました。
発電のモーター音もかなり大きくて、避難所では下手したら「五月蝿い」と苦情を言われるかもな、と思いました。

夫は、ソーラーパネルがついていて、いざとなったら太陽で蓄電できるモバイルバッテリーを持っていました。
でも、そういう物は電器店では見つけられませんでした。
乾電池みたいに、サイズとメーカーくらいしか悩む余地がないものならともかく、モバイルバッテリーは商品の違いも分からなくて、みんな店員さんを捕まえて似たような質問をしていました。
ので、旅行などでも使えるモバイルバッテリーは、早めにきちんと検討して、非常用というよりは、日常的に使っていきたいなと感じました。

それから、明かりです。
我が家は、前述したようにキャンプ用のランタンを購入したばかりでした。
「今使わないでどうするんだ」と張り切って使ってみました。
確かに明るくて助かったけれど、光量が強いため、目に光が突き刺さる感じで、すごく目が疲れました。
蛍光灯みたいな白色灯?と、豆電球みたいな白熱灯?の2種類のランタンがありましたが、どちらも目が痛くなりました。
あくまでも個人的感想ですが、ロウソクの明かりの方が目に優しくて、しかもあの揺らぎが安心できました。
もっとも、地震による停電など、ロウソクの使用により火災が懸念される場合はもちろん避けるべきです。
でも、安全を確保したうえで、正しく使うなら、ロウソクはアリだと思います。
暗くて不便で、精神的にすごくくたびれたけど、私は、ロウソクの灯りに癒されました。

停電、停電と騒ぎましたが、ものすごい風の割に、家屋も車も損害なしでした。
もしかしたら塩害はこれから出てくるかもしれませんが、我が家の損害は今のところ「停電」だけです。しかも27時間ほどで復旧してくれました。
そう考えると、比較的被害が少ない部類だったと思います。
今回、初めて災害らしい災害に遭遇しました。備えを見直す良い機会になったと思い、もう一度検討したいと思います。

そうこうしているうちに、早くも次の台風が来ています。
各地の被害が最低限に留まることを願ってやみません。