思いよ、届け! | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

保育園のお迎えといえば、お友だちがいなければスムーズな道のりも、お友だちと一緒だと寄り道だらけで時間がかかるのはあるあるではないでしょうか。
お友だちのお母さんと手を組んで、あの手この手で車への誘導を試みるというのは、少なくとも私の中ではよくあることです。

帰ってからも、夕飯のメニューで悪戦苦闘。
「麦茶がいいー」→麦茶を渡す→「やっぱりお水がいいー」→仕方なく麦茶を大人が飲み、別のコップに入れた水を渡す 
なんてこともしょっちゅうだし、「お肉がいいー」というので急いで焼いたら「いらなーい」なんてこともしょっちゅう。

先日もそんな感じで、保育園のお迎えは45分くらいかかってたし、私自身も仕事帰りで疲れてるしで、帰宅後に堪忍袋の緒が切れました。
「もう知らないんだから!あとは全部お父さんにお願いしてよね!!」
そう言って、入浴の支度のため離席したところ号泣。こちらもイライラしてるので、泣いたところでイライラは増すばかり。
どうにかこうにか夫がなだめているのが気配で分かりました。

と途端に夫の笑い声。
何事かと思い夫に問いただしたら、「何でお母さん怒ったと思う?」って聞いたらさ、「お父さんがお母さんの『いいもの』食べちゃったから」って言うんだよ、ですって。
私が「今度、3人で『なかまっこ』して食べよう」と買い置いておいた甘味を夫がこっそり一人で食べてしまうということは我が家ではままある風景。
大抵、犯行は深夜に行われ、翌朝には発覚し、私が激怒する、というのがお決まりです。
そうして買い置くおやつやデザートの類いを娘には『いいもの』と言っているので、娘は「またお父さんが一人で食べちゃったんだ。だからお母さんは怒ったんだ」と考えたのでしょう。

いやいや、根本から間違ってるよ?!
お父さんがやったならお父さんに怒るからね?!
娘よ、アンタ、自分が怒られたって分かってないね?!!

子どもに怒る(怒鳴る、叩く)ことをしても、「怖い、嫌だ」という感情ばかりが先行して本質を理解できないから意味がない。
そんな話を聞いたことはありますが、しかし、今回の件で、身をもって「子どもに怒りの感情をぶつけても意味がない」ということを理解しました。

とはいえ、いつもいつも冷静に諭すことができるほど、私もデキタオトナではありません。むしろ、感情的になりやすいタイプ。
でも、今回を教訓に、これからはもっと伝わるようにしなくてはいけないと思いました。